ノブノブのあすなろ奮戦記

写真、オーディオ、DIYなど趣味で定年後の自分を成長させる毎日

Aiニッコール 35mm/F1.4S=アナログ時代の銘レンズ。川越の街を撮影

 

ニコン銘レンズAiニッコール35㎜/F1.4Sをジャンクで見つけ、即買い。かつてのニコンらしい描写に感心。 

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Aiニッコール35mm/F1.4S 絞り連動「冠」は外してある。

最近、あるリサイクルショップでジャンク扱いのニコンの銘レンズ・Aiニッコール 35mm/F1.4Sを見つけました。価格はなんと約3,000円。

 

ジャンクの理由は、絞り羽根が全く動かない・・というものでした。しかし、レンズそのものは非の打ちどころが無いほど綺麗!

「もしかしたら自分でも直せるかも・・・」と思い、即買いしました。

 

自分で分解してみたものの、絞り羽根が油で固着してしまい、素人では手に負えなかったので、結局修理業者に出しました。でも、修理代は11,000円程度だったので、購入価格と合わせても、約14,000円程度でニコンのこの銘レンズが手に入ったことになります。

 

ちなみに、現在のこのレンズの中古相場は40,000円以上するので、とてもラッキーでした。

 

さて、さっそく描写力の紹介です。

今回も大好きな街・埼玉県川越の街をスナップをしてきました。

とろける様なぼかし味

焦点距離35㎜で開放F値が1.4というのが、まずこのレンズの最大の魅力です。

35㎜は準広角レンズなので、標準レンズに比べて被写界深度が深い(前後にピントの合う範囲が広い)ので、あまりボケ味は楽しめないのですが、F1.4ならかなり「ぼかす」ことができます。

 

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Nikon F3 Ai-s35mmF1.4 f1.4 自動露出 業務用カラーフィルムISO100

川越を散歩していると、レトロな街並みや小道具に多く出会います。

昭和の雰囲気がかなり残っています。上の作例はある店先にディスプレーしてある「足踏み式ミシン」。

 

絞り開放で撮影。ピントが合っているのは、手前の輪だけです。あとはとろける様なボケが広がっていきます。

ややにぎやかなボケ描写でしょうか。

 

しっかりした質感描写は、さすがニコンですね。

 

次は、川越の蔵造通りにある有名な石造り建築のカフェ。

ウィンドーのCAFEネームとそこに反射する景色を撮りたくて、ガラスにググっと寄って撮りました。

 

こちらは、絞りF4に絞っています。

 

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Nikon F3 Ai-s35mm/F1.4 f=4 自動露出 業務用カラーフィルムISO100

開放よりコントラストもあがり、クッキリした画像になりますが、すなおなボケ味です。

 

ニコンレンズの特徴=カリカリのシャープネス健在。

ニコンレンズは、他にもいろいろ使ってますが、その特徴はなんといっても「カリカリ」と言えるほどのシャープネス(鮮鋭度)と思います。

 

コントラストも強いので余計カリカリに感じます。時には強すぎて、白飛びしてしまうほど。

 

このAi-s35㎜/F1.4は、開放こそやや柔らかく感じるものの、F4あたりからかなりコントラストも上がり、ニコンらしい描写になってきます。

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Nikon F3 Ai-s35mm/F1.4 F=8 自動露出 業務用カラーフィルムISO100

曇りで、白壁という状況でもともとのコントラストはさほど強くありませんが、しっかりとしたコントラストで、かなりクッキリした線の描写です。

 

よく見ると木肌の細かな線が極めて明確に描写できています。

 

このよどみのない明確なコントラストと鮮明な描写は本当に感心させられます。

クッキリとした描写が欲しいときは、やはりニコンを使ってしまいます。

 

アナログ時代のレンズは、絞り値で性格の違う描写が楽しめる。

ニコンに限らずですが、アナログ時代の銘レンズ、特に開放F値が明るいレンズは絞りの変化により性格の異なる描写が楽しめるのが、うれしいです。

 

デジタルになってから値段も高くなって性能もグーンと上がりましたが、絞りを変えても均一な画像です。画質の破綻が少なくなってきました。

 

これは当然喜ぶべき現象ですが、一方でレンズの癖が無くなり、「良く写る」が「個性的か」というと疑問が湧きます。

 

 今回手に入れたニコンのAiニッコール 35mm/F1.4Sは、開放付近では柔らかい描写が楽しめ、F値を上げると本来のニコンらしい描写も楽しめます。

その差が結構ハッキリ画面に出てきます。

また、開放値F1.4ということでボケ味が最大限楽しめます。

 

今後自分の宝のレンズになること間違いないでしょう。

 

 

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ニコンF3に装着したところ。35㎜としてはやや大きくて重い。

 

 

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GWには花壇でも作って妻に喜ばれよう。2日間で花壇を作る

 

ごろごろしていないで役に立つ!

今年のゴールデンウイークは10日間。

どこに出かけても人ゴミだらけ、しかも連休特価で高い。

でも家でごろごろしていると、家族に疎んじられる・・・

以前から「花壇でも作ってよ」と言われ続けていたので、やってみようとノウハウ本を買ってきて、見様見真似でやってみた。

 

【参考図書】モルタルの使い方、レンガのカット方法など参考にした。

暮らしの実用シリーズ 決定版 はじめての庭づくり百科 (暮らしの実用シリーズ DIY)

暮らしの実用シリーズ 決定版 はじめての庭づくり百科 (暮らしの実用シリーズ DIY)

 

 

もともと玄関わきに奥行120cm、長さ210cm程度の土スペースがあり、以前はコンクリートブロックで囲んだだけの花壇?であったところをきれいに整備したい。

計画としては、鉢植えを置く低い部分(前庭)と植え込みをする高い部分の2段にする予定。

 

材料を置きながら大きさを調整するので、特に寸法決めはせず、その場その場で調整ながら作ることにした。(設計図無し)

 

簡単に仕上げるため花壇ユニットを使う

ブロックを一つ一つ組み上げる方法を考えたが、いざホームセンターに行くと、妻が「こっちのほうがかわいい」と、花壇のユニットを指さした。(商品名はウェアハウスボーダーというらしい)

 

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ホームセンター「ビバホーム」で購入

私としても簡単な方がいいので。それを購入。

直線形状のものを6個とコーナーを2個

 

ユニット相互の固定にコンクリート接着剤、他に花壇前庭部のレンガを20個、防草シート(幅60cm×10m)も併せて購入。

 

セメダイン 強力屋外用コンクリート用接着剤 PM165-R 333ml RE-194

セメダイン 強力屋外用コンクリート用接着剤 PM165-R 333ml RE-194

 

 

いよいよ作業開始

 

簡単に済ますつもりが・・・

土の上に花壇ユニットを置くだけで簡単に済ませるつもりだったが、いざ置いてみると・・・

  1. 希望の高さに足りない
  2. ぐらつく(長い間には崩れそう)

ということで、結局穴を掘り、前庭部分で使うつもりであったレンガを使って基礎作りをすることにした。

 

図示するとこんな感じ。

 

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高さと安定度を確保するため基礎作りをしっかりとする

 モルタルと基礎の砂利が必要になったので、急遽ホームセンターへ再び走る。

(水を混ぜるだけのインスタントモルタルを使うことにした)

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基礎の砂利「砕石5号」20㎏で248円。今回は1/3程度の使用
作業1日目 
  1. 穴を10cmくらい掘る。
  2. 砕石を引きながら水準器で水平を確認する。
  3. 大きなバケツでモルタルと水をこねる
  4. 厚さ20㎜程度になるようにモルタルを敷く。
  5. 間隔10㎜程度開けてレンガを並べていく(間にもモルタルを指で詰め込む)。
    水準器で水平を確認することを忘れずに。
  6. レンガの上にたっぷりモルタルを乗せる。
  7. ユニット花壇を乗せていく。
    ユニットとユニットの間にコンクリート接着材を塗っておく。
    水準器で水平を確認しながら乗せていく。
    ※ユニットの下部とレンガは水に浸しておくとモルタルが良くくっつく

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花壇部分。モルタルと接着剤が固着するまで1日待つ

 

これで後段の部分は完成。

高さも希望通りの感じになった。

接着剤とモルタルが固まるのに1日待ってから、土を入れて均す。

 

2日目

前庭部分のレンガを基礎に使ってしまったので、ホームセンターに行き不足分を購入する。併せて前庭部分のガーデンロック(洋風砂利)も購入。

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ガーデンロック 色は「ミックス」を購入

 

前庭部分の作業開始

  1. レンガを敷く部分の土を軽く掘り、レンガを並べていく。
    高さを合わせ、レンガ周りを土で埋めて踏みならして固定する。
  2. 寸法が合わない部分はレンガをカットしてサイズを合わせる。
  3. 手前が駐車場のコンクリート部分なので、レンガ同志はモルタルで固定しなくとも安定する。隙間なく並べることでぐらつきはほとんどない。

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前庭部分。レンガはきっちり並べたら固定できた。
ガーデンロックを敷いて完成
  1. 土間部分を平らにならし、防草シートを張る。
  2. ガーデンロック(洋風砂利)を敷いて完了
    (1.5㎏の砂利5袋必要でした)

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ガーデンロックでさらにレンガが安定。下に防草シートを忘れずに!

 

安くきれいな仕上がりで妻に感謝される。

2日間、約10,000円程度で仕上がりました。

玄関わきの印象が華やかになり、妻は大喜び。

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完成! 華やかな印象の花壇ができました。

モルタルワークとレンガカットは初めてでしたが、何とかできました。

今度は、庭にレンガ積みの花壇をチャレンジしたいと計画中です。

 

 

購入した資材と価格。(全て税別)

ユニット花壇     ×6個 @698円   合計4,188円

ユニットコーナー      ×2個 @548円   合計1,096円

赤レンガ               ×33個 @98円     合計3,234円

防草シート 幅60cm×10m(不織紙タイプ)      1,540円

コンクリート接着剤                1,440円

インスタントモルタル(25㎏)           595円        

ガーデンロック(1.5㎏)  ×5袋 @399円   合計1,995円

接着剤とモルタルは使用料は少ないので、使った分の経費的にはほぼ1万円程度と思います。

 

なお使用した水準器やブロックカット用グラインダーは以前別途に購入したものです。

また左官小手が必要ですが、今回は濡らした手と指で補ってしまいました。

本格的に仕上げるなら目地ごてやブロック小手を購入しましょう。

 

 

 

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クランクセット交換で高速化とドレスアップ ブリジストンTS-7

 

今日は自転車の改造です。

 

ブレーキシューの交換やサドルの交換は経験済みですが、今回は思い切ってクランクセットを交換してみました。

 

クランクセットとは、漕ぎペダルの大きなギアとクランクがセットになっているものです。

 

ブリジストンのTS-7(2000年ころのモデル)のチェーンリング(クランクのギア)は、42T(歯の数)ですが、これをもっと大きい56Tにすることにしました。

 

歯数を増やせば、よりスピードが出ます。

また、クランクギアの部分は目立つ場所なので。この際ドレスアップを狙ってみました。

 

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<Before> 通常のクランクセットがついている状態。

 

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<After>クランクセット交換後 。チェーンリングは目立つのでポイントになる

購入したクランクセット。

 Ganopperカラフルクランク130BCD レッド 56T

アマゾンにて4,899円(2019年4月時点)

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左は既存のもの42T 右がGanopper レッド・56T

 

 

 

 

クランクセット交換作業開始

 1.古いクランクセットを外す。

最初にペダルを外します。

ペダル取付部にペダルレンチを使って緩めます。

(通常のレンチだと厚みがあって差し込めない場合があります💦)

 

左右で回転方向が異なります。

右は反時計方向、左は時計方向に回せばペダルが外れます。

(知らずに左も反時計方向に一生懸命回してしまいました。💦)

 

 

 次にクランクの付け根のキャップを外すと、六角ボルトが見えます。

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クランクの付け根の六角ボルト 14㎜でした

 

       

これをソケットレンチを使って緩めていきます。14㎜のソケットです。

 

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ソケットレンチを差し込んで反時計まわりに回して緩める

ボルトを外しても、クランクがしっかりついているので、道具がなくては外れません。(知らずにクランクを裏からハンマーで叩いて外そうとしてしまいました💦)

 

ちゃんと「コッタレスクランク抜き」という道具があるのです。

(使い方はネットで調べました。💦)

コッタレスクランク抜き本体を取付部にねじ込んでセットします。

スパナを使って中軸を締めていくと、クランクが浮いてきて簡単に外れます。

 

 左右両方のクランクを同じ方法で外します。

 

2.新しいクランクセットの取付

購入したクランクセットを仮止めしてみます。

実はこの製品、軸部分の四角い穴が規格よりほんの少し小さく、クランク軸の奥まで食い込みません。少し浮いた格好になります

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クランク軸がかなり見えている。本来はもっとギアが奥まで入る。

本来のギアの位置からかなり浮いた位置になり、このままでは前後のギアの位置が直線にならず、チェーンが斜めにかけられてしまいます。

走行中のチェーン脱落が頻繁に起きそうです。

 

アマゾンでの評価を見たとき、あるユーザーの方がチェーンリングをクランクから外して、内側につけなおすと解決すると記入されていたので、私もやってみました。

 

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赤いパーツを黒の下に取り付けなおした。これでギアが内側に数ミリ寄る。

 

これで何とか行けそうです。

チェーンリングにチェーンを掛けながら、クランクの軸に嵌めます。

六角ボルトを締めていきます。

しっかり締めたら、キャップをします。

 

左側のクランクも同じようにつけます。

ペダルを付ければ、完了です・・・

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チェーンが短く、リアディレイラーが異常に引っ張られている。

と言いたいところですが、チェーンリングが大型化したので、当然今までのチェーンでは短くなります。

 

このままで試乗してみたところ、ギアチェンジも出来ますがやたら音がうるさくなりました。チェーンが引っ張られすぎて前後のギアでこすれている感じです。

 

3.チェーンの交換

ブリジストンTS-7は7段変速なので、8段用チェーンを購入しました

  

古いチェーンをチェーンカッターで外します

(初めてなのでネットで使い方を調べました💦)

 

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チェーンをカッターに正しくセットして押し出していく

次に新しいチェーンをリアギアのほうから通していき、カッターに付属のフックで仮止めします。

 

チェーンの長さを調整します。トップギアの状態でリアディレイラースプロケットギアが90°下の位置になるように調整するそうです。

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リアディレイラーが90°下へ来るようにチェーンの長さを調節する

 

 

ちょうど良い長の位置を決めたら、そこからチェーンカッターで切ります。

オス・メスを確認しないでカットしてしまいました。💦一コマ更にカットしました)

 

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調節した長さでオスメスを正しく抜いた状態

チェーン両端のオス・メスを合わせてから、ピンを差し込みチェーンカッターでさらに押し込んでいきます。

反対側に出た余分なピンをペンチなどで折ります。

接続部がスムーズに動くか確認して終了。

 

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取り付け完了。赤がポイントとなりドレスアップになりました。

スピードが上がり、軽快になった

今まで42Tだと、結構せかせか漕いでもあまり進んでいる感じがしなかった。

56Tにしたら、漕ぐ力は重くなるが、かなりスピードが出る。

14T増えるだけでもはっきり差が出ます。平地では、スピードに乗れるので

軽快感は増し、ドレスアップとの相乗効果でとても気持ちよくなりました。

 

道具の使い方や調整方法にも自信がついたので、今度はホイールの交換と9段へのユニット交換をしたいと思っています。

 

クランクセット交換の注意点・失敗

注意点
  1. クランクセットも大きく分けて2種類あるようです。私の場合はクランク軸が「スクエアタイプ」です。いわゆる「ボトム」と言われる回転軸の種類が違うと全く使えません。購入前に確認しましょう

  2. 記事でも書きましたが、クランク軸と穴がぴったりでない場合がありました。特に中国製はあぶないかも。ただしこれは本来規格のはずなので、合う合わないはつけてみないとわからないかも。

  3. 本来マウンテン系折り畳み式のTS-7に、ロード系のクランクセットを付けたわけですが、チェーンリングはうすく軽量なので横からの圧力には弱そうです。折りたたんで移動する際はここに圧力がかからないように注意が必要でしょう。

  4. クランクセットやチェーンを交換すると、必ずディレイラー(変速機)の微調整が必要になります。自転車メンテナンス本には必ず方法が載っていますが、かなり難しかったです。自信の無い人は自転車販売店に相談しましょう。
初めてが故の失敗点
    1. はじめは通常工具で何とかしようと悪戦苦闘しましたが、専用工具を購入し使ったら、難なく解決しました。やはり工具は必要ですし作業が楽で安全です。

    2. しかし、工具の使用方法は全く記載がありません。私はネットと以下の本で使い方を学習しました。事前学習しないとやたら時間がかかります。

    3. 必要な工具だけで安く済ませようとバランバラの購入しましたが、自転車工具セットを買った方が結果的に安く済むことがわかり、将来のことも考えてセットを購入しなおしました(二度買い💦)。また、ほかの工具も揃うと、次の改造が楽しみになりました。
 私が購入した工具セット↓ 5,699円(2019年4月時点)  参考にした図書 ↓

 かかった費用(今回購入したもの)

クランクセットGnopper クランクセット56T  4,899円
ペダルレンチ(スーパーB 8640)         712円
コッタレスクランク抜き(スーパーB 6610)    569円
チェーン(シマノCN-HG40)        813円
チェーンカッター(PWT CT-03R)    1,280円 
 

ノクチルクス50㎜/F0.95ASPH  100万円超のレンズの実力は?

 

イカ「ノクチルクス50㎜/F0.95 ASPH」。文字通り暗い所で実力発揮?する銘レンズ

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イカ ノクチルクス50㎜F0.95ASPH 

カメラ愛好家の大先輩が、「ノクチルクス50㎜F0.95ASPH」を持っていた。

興味があると言ったら、「1週間貸してあげるから、使ってみな」と

なんと、タダで貸してくれた。

 

このレンズ、ご存じだろうか。

中古市場で程度が良ければ100万円を軽く超すレンズなのです。

こんな機会はめったにないので、頭を10回ぐらい縦に振って貸してもらった。

 

大先輩はライカM8につけて使っているようだが、私はデジタルは持っていないので

イカM6に、プロビア100で撮影してみた。

 

明るさ0.95が示すように、F値が異常に明るい。

「ノクト+ルクス」は「暗闇+見える」という意味でもあろうか?(勝手な解釈)

何しろ人間の眼より明るい・・ということらしい。

 

 

何を撮ったらいいの?

F値がとても明るい・・ということは

  1.  暗い所で速いシャッターが切れる
  2.  被写界深度は浅いので、背景がすぐぼける

ということなので・・・

 

「暗い所で撮ってみよう」、「背景をぼかした作品を撮ってみよう」と、考えた。

普通ISO100のフィルムを入れると、実は日中はほぼf5.6以上を使う。

曇りや日陰でもf2以下を使うことはめったにない。

イカM6はシャッターも1/1000までしかない。

f0.95なんて、使わない。

 

で、わざわざ暗い所で撮影しました。

あまり良い作品とは言えませんが、レンズテスト。

 

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イカM6 ノクチルクス0.95ASPH 1/15 f0.95 埼玉県鴻巣市

 

0.95開放で撮ると、ISO100フィルムで、こんな暗さでもシャッター1/15で切れる。

 

手持ちで撮影しています。

 

よく見ていただきたいのは、点光源のきれいなボケ味

流れたり、歪んだり、滲んだり・・全くない。

 

さすが100万円!?。

 

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イカM6 ノクチルクス0.95 1/8 f0.95 埼玉県鴻巣市

 

暗闇以外で開放値を使える画像を探そうとしたが・・私の想像力では見つからない。

 

結局このレンズ。0.95を使う頻度はどのくらいなのか?

 

周辺光量はかねり厳しい

純粋なレンズテストをしてみました。

曇りの日の日陰で、平面的なものを撮影。

解放から少しずつ絞っていきました

 

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絞り値による周辺光量とコントラストの変化

 

 

 F4くらいでやっと、平均的な画質になったが、開放付近ではかなり周辺光量は落ちます。これも味といえば味ですが。

コントラストもとてもおとなしいので、普段ズミクロンを使っている身としては、物足りない画質。

 

イカらしい質感とグラデーションの豊かさ、ぼけ味の美しさ。やはり100万の価値あり?

 

どんな絞りにしてみても、常にボケ味は美しい

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イカM6 ノクチルクス50㎜/0.95 ASPH f=2 自宅

 

また、やはりライカらしい質感描写は、日本レンズをはるかに上回る。

ハイライトもシャドウもグラデーションが失われない。

光の透過率が極めて高いことの証明でしょう。

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イカM6 ノクチルクス50㎜/0.95ASPH f=5.6 鴻巣市

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背景の金属感、車のシャドウもしっかり描写。


怖いので一日でお返ししました。

やはり100万円ということが頭から離れず、もし落としたら・・、ぶつけたら・・・傷でもつけてしまったら・・・

ということばかり考えて、怖くなって翌日にはお返ししました。

 

たった一日でしたが、使ったうえでの感想は・・・・

  1. 柔らかいコントラストや周辺光量落ちなど、好みはわかれるが、質感、ぼけ味のすばらしさ、グラデーションの絶対的なすばらしさなど、レンズとしての優秀さは疑う余地がない。

  2. 故に、デジタルで撮影すれば元データの情報量が極めて豊かさなので、とても加工しやすく、作品の仕上げ易さは抜群と言えるでしょう。

  3. しかし重くて大きく、ピントリングも重いのでスナップとしての振り回しは鈍くなる。

  4. ズミルクスなどのレンズがあるので、F1.0 以上の明るさを必要とする状況が多発する場合を除いては、必要かな・・?

  5. 正直、やはり「カメラ愛好家」が持ちたがる機材なのかな・・?という印象が強かったです。

100万円のレンズを使いこなせなかった私の感想でした。

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イカM6に装着した状態。ぶら下げるとかなり前かがみになる。

 

 

 

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ハンス・リヒター・ハーザーというピアニストを知っていますか?

皆さん、ハンス・リヒター・ハーザーというピアニストをご存知ですか?

1960年ごろ活躍したドイツのピアニストです。

私が学生の頃購入したレコードで、曲目はベートーベンのピアノ協奏曲・第3番、第4番。指揮はカルロ・マリア・ジュリーニ(第3番)、イシュトバン・ケルテス(第4番)、オーケストラはフィルハーモニアという盤があります。

ソリストはドイツ、指揮者はイタリア、オケはイギリスという混成部隊のベートーベンです。

アナログターンテーブルを数年ぶりにメンテナンスした(ハウリングマージンの調整)ついでに、昔のレコードを聞き直してみたくなり、久しぶりに上記のレコード(第3番)を聴きなおして改めてこのピアニストの偉大さに感激しました。

 

今やこのような演奏は聞けなくなった。

ベートーベンのピアノ協奏曲第3番と言えば名曲中の名曲で、レコード・CDは数多あり、例えば「名曲名盤500、ベストディスクはこれだ!」(音楽の友社刊2017年)を見ても、ポリーニをはじめ有名どころが、ずらーっと並んでいます。

しかし、ハンス・リヒター・ハーザーの名前はありません。

ハンス・リヒター・ハーザーは、これに限ったことではなく他のディスク評などにもほとんど名前は登場しません。

特に日本では、全く無名と言っても良いでしょう。

これは、生涯録音されたディスクの少なさも影響していると思います。

しかし、実に雄大で明確な演奏をします。

 

美しさよりも精神性が際立った演奏

リヒター・ハーザーの第3番は、例えるなら重戦車が向かってくるような緊張感があります。バックハウスの演奏も同様な演奏ですが、バックハウスのほうが「きれい」です。リヒターハーザーのピアノは実はテクニック的には劣ると思うのです。(トリルなどはきれいに転がっていない)

 

しかし、実に骨太で明瞭な演奏をします。かといって「無骨」や「即物的」な演奏ではありません。時に華麗で、時には内省的でさえあります。

 

「緊張感のある演奏」とは、テクニックばかりではなく演奏表現がどうあるべきかを、ソリストも指揮者もオーケストラも全てが、1点もゆるがせにしない姿勢がみなぎっているからできる演奏だと思うのです。

 

演奏が進むにつれ、テクニックよりも演奏表現そのものの偉大さに胸が熱くなってきます。

 

ジュリーニとフィルハーモニアの演奏がこれまた非常に重厚で、リヒター・ハーザーのピアノをしっかり支えています。

 

 いまや、こんなにも精神的に緊張感のある演奏は聞けなくなりました。

安定した演奏で曲にどっぷり浸かりたいならクラウディオ・アラウのような演奏があると思いますが、「ベートーベンを聞きたい」というような時には、リヒター・ハーザーをぜひ聞いてみて下さい。

 

3か国混成部隊と言いましたが、出てくる演奏は実に伝統的なドイツ音楽です。

 

少ないながら、CDでも購入できるようです。

www.hmv.co.jp

私のは東芝EMI「SERAPHIM」EAC-30064という品番のアナログレコードです。

ピアノとオケの録音バランスも非常によく、ダイレクトで重厚な音が飛び出してきます。

保存状態も良くしているので、私の宝物レコードです。

 

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私のレコード 左=表紙、右=裏面解説

 

 

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剥がした壁紙を再利用する。

 

 

以前飼っていた猫が、壁で爪とぎをしてしまい、壁のあちこちがボロボロです。

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階段上り口。猫の爪とぎでボロボロの壁紙部分

今回はボロボロになった壁紙をきれいに張り替えることにしましたが・・

 

当家は築25年以上。

深い縦しわ模様の壁紙が多用されています。

サンゲツやリリカラなどの有名壁紙メーカーをいろいろと調べましたが

全く同じものはすでに製造中止になっていました

 

似たものでも・・と思い、各メーカーからサンプルを取り寄せたりなどしましたが

微妙に異なるので、全面を張り替えるなら別ですが、一部を変えるとなると

むしろ継ぎはぎ状態が目立ってしまいます。

 

剥がした壁紙を再利用する

  

以前ダイニングで腰壁を作った時、壁紙を剥がしました。

同じ壁紙なので、この壁紙を再利用したいと思います

剥がすときに再利用も考えて、なるべく大きめに剥がしておきました。

 

剥がすと裏側には、どうしても石膏ボードの表面やパテなどの残骸が一緒にくっついてきてしまいます。

 

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このままでは糊もうまく載らないし、凸凹が表面に出てしまって綺麗に貼れないと思います

 

古い壁紙を水洗いする

思い切って壁紙を水洗いすることにしました。

壁紙も紙ですから、水に漬けたらだめになるのではないか・・・と思いましたが。

(品種によってはダメかもしれません)

 

30分くらい水につけておきます

 

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浴槽に浸した壁紙

ふやけたところで、裏側についている残骸を丁寧に取ります

けっこう簡単にきれいになりました。問題もなさそうです

壁紙って結構水にも強いですね

 

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裏面をきれいにした壁紙

ほし竿にかけて、乾燥させます。

日陰で乾燥させた方が良いかもしれません

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しっかり乾燥するまで干しておく

 

再利用壁紙を貼る

ここからは、もう通常の壁紙を貼る方法と全く同じです。

貼る場所の下準備をする

 ボロボロになった壁紙を剥がします

カッターでまっすぐ切込みを入れて、そこから剥がします

 

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ボロボロになった壁紙を剥がしたところ

石膏ボード表面の残骸をなるべくきれいに落とします

場所によっては紙やすりで表面を均します

 

石膏ボードと木のフレーム部分との境を塗料で塗ります

境目を目立たなくするためです

 

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木のフレームの境目を塗料で塗る
壁紙を貼る

今回は一枚ではぴったり収まらないので、再利用壁紙を二つに分けて貼ります

糊をつける前に再利用壁紙を貼る場所に当ててみて、大まかに切り分けます

 

切り分けた再利用壁紙のうらに壁紙専用の糊を塗ります

私の場合、糊をべたべたつけて「へら」で均しました

 

1枚目、下の部分から貼りました。

「壁紙貼りセット」を使ってしっかりと貼りつけ、余った部分をきれいにカットします

上とのつなぎ目をきれいにつなげるため、定規で直線にカットします

 

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下半分を貼りつけた状態

2枚目、上の部分を貼ります

下と左の壁紙との境を重ねて貼り、木のフレーム部分の余ったところを先にカットします。

 

次に壁紙の重なった部分にまっすぐカッターで切込みを入れ、重なり部分を取り除きます

 

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上の部分も貼り終えた状態

表面や角に残った糊を、濡れたきれいな雑巾で拭き取ります

 

接着を確実にするために、ローラーで全体をまんべんなく押さえます

特に、壁紙同士の境目は強くローラーを転がして、しっかり貼りつけます

 

最後に木枠との境目に、無色の壁紙用コーキング材を充てんして終了です

 

いかがですか?。

ほとんど違いが判らないほど綺麗に貼れました

(水洗いしたので、再利用の部分のほうがきれい??)

 

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完成した状態。再利用壁紙のほうがきれい?

壁紙再利用は大成功でした

 

入手困難な壁紙は再利用がおすすめ

製造中止や希少品な壁紙は、丁寧に剥がせば再利用ができるものもあります

継ぎはぎを目立たせたくない時は、再利用を考えましょう

 

今回作業のポイントは・・

 

  1. 壁紙を剥がすときは、再利用も考えて大きめに剥がしておこう
  2. 水洗いして、裏側をきれいにして使おう
  3. 境目は特に目立たないようにしっかり押さえよう

 

 

費用と作業時間

壁紙代・・・・0円

糊代・・・・約700円

壁紙貼りセット・・・約1400円

壁紙コーキング充填剤・・・約600円

合計・・約2700円程度(塗料は別)

 

1日目・・・壁紙の水洗いと乾燥(作業そのものは10分程度)

2日目・・・貼りつけ作業=約1時間程度

 

 今回の作業に使った資材や道具 ↓

 

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Nikon F3 本当は使いづらいが手放せない名機。カメラのエクスタシーとは?

 

こんにちはノブノブです。

最初に買ってからもう30年以上。当時は高価でかなり勇気を振り絞って(笑)買ったニコンF3(少しでも安く買うためファインダーはHPにできませんでした)

最近ひょんなことからモータードライブMD-4を激安で手に入れ、再びマイブームになっているニコンF3

今更ながらにこのニコンF3の紹介をしたいと思います

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Nikon F3 + Ai-s50mm1.4 + MD-4

ニコンF3は実は使いづらい

 いきなりですが、ニコンF3は使いづらいカメラだと思っています

その理由としては、

  1. 露出補正が使いづらい
  2. AEロックが使いづらい
  3. プレビューが使いづらい
  4. ピントや絞りの回転方向が他のメーカーと逆方向

ニコンF3は、自動露出カメラです。

自動露出のカメラなら、撮影時には頻繁に露出補正とAEロックを使います

 

理想は、両手のカメラホールディング(カメラ構えている状態)をほとんど変えずに

余った指などで露出補正やAEロックがすばやくできる構造になっていることです

 

一例を挙げると、私が使っているコンタックスのRXは、

カメラホールディングの状態のままで、右手の指で露出補正とAEロックを、

左手でプレビューが簡単にできます。 

 

ニコンF3の露出補正

カメラ操作時、左上面に位置するのが露出補正です。

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露出補正ダイアルとロック解除ボタン

操作方法は、銀色のロックボタンを押しながら、露出補正ダイアルを回すのですが、

  1. ロックボタンがとても固い
  2. 補正ダイアルの指当たりにギザギザの切込みがなく、回しづらい

なので、左手だけではとても操作がしづらいのです。

私の場合、右手でロックボタンを押し、左手で補正ダイアルを回すというように、両手を使ってしまいます。

これは撮影中に露出補正を頻繁に行う自分にとっては致命的で、シャッターボタンから指が離れるので、シャッターチャンスがワンテンポ、ツーテンポ遅れます

 

ニコンF3のAEロック

ニコンF3のAEロックスイッチの位置は、正面左下です

位置的にはカメラを構えたとき、右手でも左手でも使える位置にあります

一見、使いやすそうに感じますが実は・・・

 

操作時は、ボタンをカメラ側へ押し込む形になります

結構深く押すので、右手の場合は薬指などを使うのですが、指が背伸びしている感じになり、カメラグリップに力が入らなくなります。

左手はピントリングを操作しているので、余った薬指などで押すのですが、やはり力がいるので望遠レンズなどの時は苦労します。

 

カメラボディ側へ押し込むという構造が問題なのでしょう

それぞれの指が向いている方向とは異なる方向へ力を入れようとするので、無理が出るのです

マウント側面についていてレンズ側に押し込む機構になっていれば、良かったと思いますが・・・

 

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カメラ前面にあるプレビューボタンとAEロックボタン

ニコンF3のプレビューボタン

プレビューボタンも結構多用します。

私の場合、ピントの範囲確認というよりは、アンダー露出にしたときの仕上がり雰囲気を確認するといった理由が多いです。

ニコンF3のプレビューボタンは右手で指を伸ばして押す位置にあります

とても深く押さないとプレビューできません。しかもまたまたカメラ側へ押すのです

完全に右手の力が全部そこに持っていかれて、グリップは甘くなり、シャッターは切りづらくなります

ゆっくりプレビューをするとき以外使えないというのが、本音です

 

ニコンのピントと絞りの回転方向

昔から有名な話ですが、ニコンペンタックスだけが逆方向です。

 

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左上から ニコンコンタックスミノルタキヤノン 全て50㎜レンズ

私はその日の気分でカメラを持ち替えて撮影に出かけます

キヤノンミノルタ、ライカコンタックス・・・などなど

 

ニコンを使っている時は気を付けているのですが、やはり、とっさにピントを回すと思わず逆方向に回してしまい、ピントを外してしまいます

絞り調節も逆方向なので、よく戸惑います

 

現在はオートフォーカスですし、絞りもダイヤル方式で向きをカスタマイズできるので、メーカー間の回転方向の問題など実質なくなりました。

 

それでもニコンF3は大好き

 いきなりニコンF3のマイナス点を列挙してしまいました。

では使っていないのかというと、むしろ多用しているのです。

その理由は・・・

道具としての安心感・安定感

私はコレクションとしてカメラを購入したことは一度もありません

全て撮影する道具として、使いきる気持ちで購入してきました

 

長く使っていてやはり一番重要なポイントは、どんな環境でも安心して使えるということでしょうか

 

私のニコンF3も今まで一度も故障したことがありません。

 

一度など車から降りるときにカメラを路面に落としてしまい、ファインダー上部をへこましてしまいました

しかし、全く問題なく使用できています。

 

常に裸で持ち歩き、あちこちにぶつけることもあります

 

各部の操作は、急いで全力でするので、丁寧な操作とはいいがたいです

でも、ガタやゆるみがほとんど出ていません。

(1か所だけ露出補正の1クリックが飛んでしまいました)

 

ほぼ全身金属の塊です。

だから重いです。(MD-4装着時のボディ重量は約1.4kg)

 

しかし金属だからこそ、実質的にも精神的にも安心感は抜群です

 

持つ喜び・顔と声がとても良い

 この当時のカメラは機械部分がほとんどです。

撮影時も「機械をいじっているー」という感触がたまりません

 

カメラのボディラインも直線が多用されていて、まるで大戦時の戦艦のようないかめしさです。

「男の道具!」という感じですよね

 

この顔ともういうべき正面からの容姿が堪りません

ニコンもこの直後のF4からは曲線の多用したボディラインになってしまいました

 

また古いニコンファンの多くが、シャッター音の良さを口々に宣います。

甲高い金属的なシャッター音がします。

 

実はこっそり撮りたいスナップには、この甲高い音が非常に邪魔なのですが、

この音にある種のエクスタシーを感じるの方が多いのではないでしょうか。

 

イカの「コトン」というシャッター音も精神安定剤的な効果を出しますが、それとは違う愉悦感を得ることができます

 

カニカルなカメラならではの快楽です。

デジタルカメラにはこうした楽しみが減ってしまいました

 

MD-4装着時の安定感は抜群。バッテリーも安心。でも凍てつく

 最近、ある中古ショップでとてもきれいなMD-4を5,980円で手に入れました

 

スナップがメインの私には、モータードライブはあまり必要ないのですが、昔からそのカッコよさに惹かれて、憧れの機材でした。

 

何といっても「かっこいい」

グリップもほぼ直線ライン。

また、グリップしてみると意外と手になじむ。

 

大好きなAi-s 35mm/F1.4などの重いレンズや望遠レンズを付けたときなど、確実にボディ単体の時より安定感が増します

 

モータードライブ側から電源供給されるので、ボタン電池の心配をしなくても済むし、寒さにも強くなる。

 

重くなるしシャッター音もさらに盛大になり、スナップには向かないのですが、付けたら最後、外せなくなりました。

 

ただし、真冬はご用心。グリップ部も金属丸出しなので、素手で触ると冷たさに手が凍てつきます(笑)

 

カニカルなカメラは快楽だ

名機特集などをする雑誌を見るたびに、ニコンは「F3」までだったのだと思う。

 

その後F4~F6、F100などのカメラも出ていたが、名機特集にはほとんど顔を出しません。

機能や性能は確実に良くなっているはずなのに・・

何故でしょうか

 

「その後のカメラにエクスタシーを感じなくなった」からだと私は思います

 

名機と呼ばれるカメラはスペック表には表現できない性能の良さが語られます

 

各操作部のクリック感のよさ、巻き上げフィーリング、回転リングの気持ちよさや精度、さらにはピント合わせやフィルム巻き戻しのスムーズさ、ピントが合った時の鮮明さ、ホールディングしたときの手触り、シャッターを切った時のかすかな振動・・・などなど

 

カニカルなカメラはその一つ一つを人間が操作します。

 

その動作ごとにカメラの良さが指先を伝わって体で感じることができるのです

これこそが、メカニカルなカメラの快楽なのです。

 

今のオートカメラはカメラが自動で操作してしまうので、その感触を得るところが減っているのではないでしょうか

 

ニコンF3をいまでも使う理由

やっぱりその作りの良さや切れの良いシャッター音の故、最大限エクスタシーを感じられるカメラだからです。

 

その上、当時のニッコールレンズのカチカチのコントラスト描写を楽しめるのも理由の一つです。

最近のNikon F3作例紹介はこちら ↓

 

nobnobphoto.hatenablog.com

 

フィルムが無くならない限り、ニコンF3を使い続けるでしょう。カメラエクスタシーを感じながら。

 

私のよく利用する中古サイト

全国の店舗から好きな中古を近くの店に取り寄せ出来る。

 

 

 

 

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