ノブノブのあすなろ奮戦記

写真、オーディオ、DIYなど趣味で定年後の自分を成長させる毎日

玄関チャイムをテレビドアホンに自分で交換。壁裏配線できれいに仕上げる(作業~完成編)

 

テレビドアホンに交換して大満足でした

準備編に続き、実際の取付作業編です

配線を壁裏に隠して、きれいに仕上げることにこだわりました。

実際の壁裏配線は大変でしたが、結果は非常にきれいに仕上げることができました。

通信コードや電源コードが常に見えているのは、部屋の雰囲気を壊しますよね

壁裏配線を考えている方は、参考にしてみて下さい

(DIYは全て自己責任です。自信の無い方はプロに依頼しましょう。また電源まわりの作業には電気工事士の資格が必要です)

 

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壁裏配線で仕上がったテレビドアホン

 

 

壁裏配線をする・・ここが一番のポイント

親機の取付け位置に穴をあける

親機の取付け位置に縦9cm、横5cmの大きさにマスキングテープを貼ります

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マスキングテープに沿って、カッターで少しずつ切込みを入れ、穴をあけます

(石膏ボードなのでカッターで切れます。背後に桟(さん)があるので電工ペッカー(ノコギリ)等は使えません)

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準備編で予測した通り、横に走る桟が見えました。

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壁裏の構造を意識しながら、コードを壁裏に這わせていく

今回、幸いなことに床下からきているチャイムの通信コードは穴の中で目視できました

この通信コードは引っ張り出しておきます。

 

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細い方が通信コード。太い方はVVF電源コード



次に電源コンセントのプレートを外します。(ブレーカーは落としておきます)

中のスイッチボックスも外して、壁裏が覗けるようにしておきます

(スイッチボックスは多くの場合、横の間柱に木ネジで固定してあるので、木ネジを外す器具が必要。私は極薄ラチェットドライバーを使っています)

 

いよいよ壁裏でのコード配線の作業開始です 

開けた穴に、電源コード(VVF1.6 2芯コード)を差し込み、下のコンセント穴へ通じるように通していきます。

このとき、壁裏の構造をイメージして、柱や桟の隙間を抜けてコードが通るように手元でコードの先を動かしながらゆっくりと差し込んでいきます。

 

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桟と桟の間にケーブルを通していく


 

桟などにぶつかり、簡単には通りません

コードの先を曲げたり伸ばしたりしながら、何度も抜いては差し込みし直すという作業を繰り返し、下のコンセント穴へ何とか到達させようとします。

最初は夢中でしたが、そのうちコードの先が柱や桟にぶつかる感触がわかるようになってきて、すんなり下にコードが落ちていくようになりました

実際にこの作業に30分以上かかりました(汗💦)

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VVFコードが壁裏で上下に通じた状態

何とか、コンセント穴の中にコードの先端が目視でき、引っ張りだすことに成功!

 

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電源コードをスイッチボックスの穴に通しておきます。

 

 親機の取付け

壁掛け金具を取り付ける

次は親機を取り付けるための「壁掛け金具」の設置です

「施工説明書」には、スイッチボックスか指定のはさみ金具で取付を指定していますが、今回は、開けた穴の中に桟がありますので、これらの器具が使えません

準備編で用意したはさみ金具で取り付けます

 

上部のはさみ金具のひっかけが、壁掛け金具に引っ掛かりません。(指定外のはさみ金具なので、穴の位置が合わないようです)

そこで、はさみ金具のひっかけ部分をペンチを使って外側に折り曲げてしまいます

(ネジで固定できるので、特に問題ありません)

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ひっかけ部分を外側に曲げた状態

壁掛け金具に、はさみ金具をゆるくつけてから、穴の上下に差し込み、ネジを締めていきます。

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石膏ボード用はさみ金具で取り付けた様子(真横からの断面図)

壁掛け金具を取り付けることができました。

 

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取り付け金具が壁に付いた状態
ドアホン親機へのコード接続

チャイムの通信コードは、「より線」コードです。

ドアホン本体への接続は差し込み式なので、より線は差し込めません。

そこで、単線のコードをより線につなぎます

「はんだ」でより線と単線をつないで、絶縁テープで巻いて絶縁します

 

単線をドアホン親機へ差し込みます

 

電源の接続

次に電源コードの接続です

穴に通しておいたVVFのコード被覆をむいて、ドアホン親機へ指定通りに差し込みます

 

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通信コードと電源コード両方を接続した状態

 コンセント側のVVFコードも被覆をむいて、コンセント裏の穴に差し込みます

 

  コンセントのスイッチボックスをもとの位置に固定し直し、コンセントを元通りに納めます。

(ブレーカーはまだONにしません)

 

玄関子機の取付け

 玄関チャイムの呼び鈴を外します

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ネジを緩めて外した呼び鈴ボタン

 

穴とスイッチボックスが出てきました

チャイムのスイッチから通信コードを外します

テレビドアホンの取付台座をスイッチボックスに取り付けます

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台座を固定した状態

 

カメラ玄関子機側へは、より線のまま接続できました

 

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端子ネジをいっぱいに緩めたらより線のまま接続できた

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カメラ玄関子機を壁に固定

以上すべての配線が済んでから、ブレーカーをONにします。

これで完成です

VL-SE30XLの感想。とても満足しています

いまやテレビドアホンは常識ですが、当家はチャイムのままでした

誰がピンポーンと鳴らしているのかわからないので、玄関にでたらセールスの方・・・

なんてことも多々ありました。

やはり、声と顔で確認できる安心感は抜群です。

 

初期設定のままで使ってみての感想です。

  1. 西日が当たる時間帯では逆光になるので、ドア前の立つ位置によっては顔がわかりづらい
  2. カメラ玄関子機にLEDがついているが、夜は立つ位置によって顔が照らされないのでわかりづらい。(玄関照明をつけていれば問題なし)

  3. 撮影アングルは十分な広さがあり玄関前をほぼカバーしているので、どこに立っても写っている

  4. 呼び出し音量は思った以上に大きな音で、家じゅうどこでも聞こえる(2階にスピーカーホン増設も考えたが、不要と判断)

  5. 応答操作は非常に簡単で、家族全員がすぐ使えた

今のところ大きな不満点は無く、非常に満足しています。

いずれ年をとったら、2階にも増設子機を設置しようかな・・と思っています

(当然、壁裏配線できれいに仕上げようかなー)

作業のまとめ

  1. 壁裏の構造をよく調べよう
  2. 壁裏配線は根気よく丁寧に
  3. 通信コードなどの既存配線をうまく使おう
  4. 美しい仕上げや効率アップのために、道具はしっかり揃えよう

今回VL-SE30XL同梱の「施工説明書」は非常にわかりやすく、とても安心に設置ができました。

しかし、壁裏の配線は、壁裏の構造物などが邪魔をしてコードを通すことができない可能性もありました。

壁に大きな穴をあけることへの抵抗もありましたが、ダメ元でチャレンジしました。

本当に、本当に、設置場所の壁裏構造を事前によく調べてから作業しましょう

なお、今回の作業時間は約3時間でした。

費用は準備編で紹介した通りです

 

 

 

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