ノブノブのあすなろ奮戦記

写真、オーディオ、DIYなど趣味で定年後の自分を成長させる毎日

世界遺産「忍野八海」に行ってきた 観光地あるある写真は撮らないぞ!?

 

こんにちは。ノブノブです。

妻が富士山を見たいというので、急遽二人で忍野八海にドライブに行ってきました。

自宅は埼玉のド田舎で、周りに大きな建物もなく、澄んだ晴れ日には遠く富士山を眺めることもできますが、なんといっても近くで富士山を拝むその迫力と神秘性は別格ですね

今回の機材は、最近マイブームのNikon F3+MD-4と、Nikonレンズ5本を持っていきました

富士山はシャッターを押させる魅力がある

有名な観光地に行くと、必ず「撮影スポット」的な場所があり、多くの人がそこで同じ方向を向いてシャッターを切っています。

忍野八海も、澄んだ池と古民家を前景に雄大な富士山をワンカットに納める写真を、皆さん競って撮っていました。

 

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自分でも撮ってみたあるある写真 Nikon F3 AF24-50mm PLフィルター使用

ちなみに「忍野八海 写真」でグーグルで検索してみて下さい。なんと同じような写真が多いことでしょう。

そんな「あるある写真」は、撮らないぞ!!という決意ではありました。

しかし、やはり富士山はすごい!

気が付けば富士山に向かって、一生懸命構図を探してカメラを構えている自分がいるではありませんか。

で、富士山の写真を一枚ご紹介・・・

 

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Nikon F3 Ai-s 200mm/F4 PLフィルター使用 -2/3補正 フジ業務用100フィルム

富士山の大きさを表現したく、望遠200㎜でドアップ。前景に古民家を入れることもわすれずに・・・(結構あるあるかなぁ)

山麓の民家に富士山が迫ってきているような様子を表現したくて、古民家にピントを合わせて富士山はぼかしています。

富士山はきれいに見えていても写真にするとうまく映らない場合が多いので、PLフィルターを活用しましょう。

 

「組み写真」で観光地の雰囲気を伝えたい

「組み写真」とは、複数の写真である意図を表現する写真の見せ方です。

1枚もので「どーん」と魅せる写真とは違って、1枚1枚は表現が弱くても全体で意図を表現する方法です。

今回はじめて忍野八海を訪れて、最も感動したのが池の透明度です。

富士山の雪溶け水が湧き水になって忍野八海の池に流れ込んでいます。

ほとんどの人は、その池を覗き込み、透明度に驚いて、そのまま池を撮影します。

でも、それは「観光地あるある写真」になってしまいます。

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Nikon F3 Ai-s105mm/F2.5 -2/3補正 フジ業務用100ネガカラー

池の中央に円形の遊歩道があり、その中心に3頭の龍口から湧き水が出ている場所があります。

流水の清らかさを見せたいので、手前の流水だけにピントが合うように「絞り開放」で撮影しました。

全部の流水にピントが合うように「絞り込む」と、画像全部にピントが合ってしまい、何を表現したいかわからなくなってしまいます。

写真では欲張らないことが重要です。表現したいものだけに的を絞りましょう

 

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Nikon F3 Ai-s105mm/F2.5 -2/3補正 フジ業務用100ネガカラー

池の側面では、湧き水が滝のように流れ込んでいる場所があり、その下を鯉が泳いでいます。斜めからみても水中の鯉が見えるくらい透明度が高いのです。

ほとんどの人は、ここを写真で撮ろうとしていません。

的を絞り込んだ視点で被写体を探すことも、新しい発見の道です

上の2枚で、忍野八海の水の透明度が少し表現できたかな・・・と思います。

 

忍野八海は、小さいエリアの観光地です。

でも、有名な観光地なので、食事処やお土産屋さんが連なる通りは静かな賑わいがあります。

穏やかな晴天の一日でしたが、冬休み前ということもあり人通りもそれほど多くはありませんでした

そんな、観光地の雰囲気を表現したく数カット。

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Nikon F3 Ai-s200mm/F4 PLフィルター使用 -2/3補正 フジ業務用ISO100ネガカラー

 

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Nikon F3 Ai-s200mm/F4 PLフィルター使用 -2/3補正 フジ業務用ISO100ネガカラー

 1枚目は団子屋さんの店員さんをメインで、2枚目は通りを行き交う人物をメインで撮りました。

200ミリの望遠で真横から狙いました。団子を焼く煙がポイントとなり、冬の観光地の穏やかな一日を表現できたかなと思います

写真を組むことで、あるある写真を撮らなくても、意図した雰囲気や情報を表現することができると思います。むしろ別の視点を提供できるのです

ちなみに・・・

Nikon F3にモータードライブMD-4をつけてシャッターを切ると「カシャーン、ジャー」という金属音とフィルム巻き上げ音が鳴り響きます。

この時も、妻にうるさいといわれ、また団子屋の店員さんにちらっと睨まれましたが、お団子を1本買って償いをしました(笑)。

焼き立て団子がとても柔らかくておいしかったです。

実は自分のNikon F3とMD-4が静かな観光地の雰囲気をブチ壊していたことに気が付いたのです・・(笑)

観光地で「あるある写真を撮らない」ぞという決意が、自分の個性を出す第一歩

この日は、24枚フィルムを2本、48カットを撮影しました。

そのうちの数枚のみをご紹介しました。

記念として「あるある写真」も何枚か撮ってはいます。

でもそうした写真は、自分の記念用ではありますが、作品とは位置付けません。

私は、観光地に行っても常に「作品」を撮りたいと思って被写体を探します。

 ですから、撮り尽くされ感のある「あるある写真」はあまり撮りません。

無理にでも別の視点を探します。

ですから1枚の写真では、どこを撮ったのかわからない場合がほとんどです。

結果的に組み写真にすることでその町や場所の雰囲気や情報を伝えようとします

いかがでしょうか。

忍野八海別の魅力をお伝えできているのでは・・・と思います

私の個性も出ているとおもいませんか?

忍野八海に行ったら昼食は「池本茶屋」の蕎麦がおすすめ

ちょうど「新そば」の時期でした。

忍野八海の水車小屋ではそば粉を引いているのが見れます。

山梨県なので「ほうとう」も魅力でしたが、このそば粉をみて蕎麦が食べたくなりました。

忍野八海の中心地に池本茶屋があります。

直前にトリップアドバイザーで調べると、2位の評価でしたが、1位の評価が自分と合わなかったので、2位の池本茶屋にしました。

結果的に、とても満足です

私は、そばは必ず「もりそば」を頼みます。そばの風味を味わいたいからです

池田茶屋の蕎麦は香たかく、歯ごたえものど越しもとてもよかったです。

つゆは濃いめなので、蕎麦はちょこっとつける程度のほうが良いでしょう。

そうすれば、蕎麦とつゆのバランスもとても良いと感じました

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池本茶屋の蕎麦、写真はとろろもり蕎麦

「もりそば」は800円、「とろろもりそば」は900円、と観光地としてはリーズナブルですし、60歳のオヤジには盛りの量も十分でした。

忍野八海で蕎麦なら「池本茶屋」をお勧めします

Nikon F3 この日のカメラの設定

 

実はNikon F3は、実は私にとってあまり使いやすいカメラではありません。

露出補正がとてもし辛いのです

作品撮影においては、露出補正はとても重要です。

Nikon F3はカメラを保持している両手を持ち替えて、右手でロックボタンを押して、左手でダイヤルを回すという方法なので、撮影を中断して露出補正をします。

シャッターチャンスにとってこれは致命的な欠点です。

ですから、操作を割り切って撮影することがポイントになります

今回の撮影では、現地に着いた時に天候や富士山の見え方、PLフィルターを使うことを条件に、あらかじめ露出補正をマイナス2/3に設定し、全てこの設定で撮り切りました。

現像したネガを見てみると、濃度も十分にあり、コントラストも出たので、結果的に良かったと思います。

カメラの機能と自分の使い方をよく考えて、設定も工夫しましょう

 

 

 

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