以前飼っていた猫が、壁で爪とぎをしてしまい、壁のあちこちがボロボロです。
今回はボロボロになった壁紙をきれいに張り替えることにしましたが・・
当家は築25年以上。
深い縦しわ模様の壁紙が多用されています。
サンゲツやリリカラなどの有名壁紙メーカーをいろいろと調べましたが
全く同じものはすでに製造中止になっていました
似たものでも・・と思い、各メーカーからサンプルを取り寄せたりなどしましたが
微妙に異なるので、全面を張り替えるなら別ですが、一部を変えるとなると
むしろ継ぎはぎ状態が目立ってしまいます。
剥がした壁紙を再利用する
以前ダイニングで腰壁を作った時、壁紙を剥がしました。
同じ壁紙なので、この壁紙を再利用したいと思います
剥がすときに再利用も考えて、なるべく大きめに剥がしておきました。
剥がすと裏側には、どうしても石膏ボードの表面やパテなどの残骸が一緒にくっついてきてしまいます。
このままでは糊もうまく載らないし、凸凹が表面に出てしまって綺麗に貼れないと思います
古い壁紙を水洗いする
思い切って壁紙を水洗いすることにしました。
壁紙も紙ですから、水に漬けたらだめになるのではないか・・・と思いましたが。
(品種によってはダメかもしれません)
30分くらい水につけておきます
ふやけたところで、裏側についている残骸を丁寧に取ります
けっこう簡単にきれいになりました。問題もなさそうです
壁紙って結構水にも強いですね
ほし竿にかけて、乾燥させます。
日陰で乾燥させた方が良いかもしれません
再利用壁紙を貼る
ここからは、もう通常の壁紙を貼る方法と全く同じです。
貼る場所の下準備をする
ボロボロになった壁紙を剥がします
カッターでまっすぐ切込みを入れて、そこから剥がします
石膏ボード表面の残骸をなるべくきれいに落とします
場所によっては紙やすりで表面を均します
石膏ボードと木のフレーム部分との境を塗料で塗ります
境目を目立たなくするためです
壁紙を貼る
今回は一枚ではぴったり収まらないので、再利用壁紙を二つに分けて貼ります
糊をつける前に再利用壁紙を貼る場所に当ててみて、大まかに切り分けます
切り分けた再利用壁紙のうらに壁紙専用の糊を塗ります
私の場合、糊をべたべたつけて「へら」で均しました
1枚目、下の部分から貼りました。
「壁紙貼りセット」を使ってしっかりと貼りつけ、余った部分をきれいにカットします
上とのつなぎ目をきれいにつなげるため、定規で直線にカットします
2枚目、上の部分を貼ります
下と左の壁紙との境を重ねて貼り、木のフレーム部分の余ったところを先にカットします。
次に壁紙の重なった部分にまっすぐカッターで切込みを入れ、重なり部分を取り除きます
表面や角に残った糊を、濡れたきれいな雑巾で拭き取ります
接着を確実にするために、ローラーで全体をまんべんなく押さえます
特に、壁紙同士の境目は強くローラーを転がして、しっかり貼りつけます
最後に木枠との境目に、無色の壁紙用コーキング材を充てんして終了です
いかがですか?。
ほとんど違いが判らないほど綺麗に貼れました
(水洗いしたので、再利用の部分のほうがきれい??)
壁紙再利用は大成功でした
入手困難な壁紙は再利用がおすすめ
製造中止や希少品な壁紙は、丁寧に剥がせば再利用ができるものもあります
継ぎはぎを目立たせたくない時は、再利用を考えましょう
今回作業のポイントは・・
- 壁紙を剥がすときは、再利用も考えて大きめに剥がしておこう
- 水洗いして、裏側をきれいにして使おう
- 境目は特に目立たないようにしっかり押さえよう
費用と作業時間
壁紙代・・・・0円
糊代・・・・約700円
壁紙貼りセット・・・約1400円
壁紙コーキング充填剤・・・約600円
合計・・約2700円程度(塗料は別)
1日目・・・壁紙の水洗いと乾燥(作業そのものは10分程度)
2日目・・・貼りつけ作業=約1時間程度
今回の作業に使った資材や道具 ↓