腰壁で部屋をおしゃれに変える。安くて簡単な方法。猫の爪とぎ対策にも
- 飼い猫がいる家は腰壁がおすすめです
- 腰壁の高さと長さ
- 腰壁素材の選択
- 用意するもの
- 腰壁の実際の作成
- 腰壁はお部屋のリニューアルには絶対おすすめ。雰囲気は劇的に変わり、猫の爪とぎもありません
- ホームセンターを活用し、楽しく簡単にDIYをしよう
- 今回の費用と作業時間
飼い猫がいる家は腰壁がおすすめです
こんにちは。ノブノブです。
初めての腰壁の作成にチャレンジしました
自宅には飼い猫の「ちーちゃん」がいますが、家族の眼を盗んで,時々、壁に爪を立てガリガリやります。
おかげで、ダイニングの壁紙と下地の石膏ボードがぼろぼろになってしまいました。
そこで、ダイニングルームに「腰壁」を作ることにしました。
腰壁にしようと考えた理由は・・・
- どうせやるなら部屋をおしゃれにイメチェンしたい。
爪とぎ対策用グッズを壁紙に貼っても、おしゃれではないと思いました - 壁紙を貼りなおしても、また爪を立てられる
爪の立てづらい素材にできないかと考えました
腰壁の高さと長さ
腰壁の一般的な高さは床面から90㎝ですが、当家のダイニングの場合、対面キッチンの作り付けの棚が床面の高さから85㎝のところにあり、それに合わせるように計画しました。
長さは総延長4m25cmです。
腰壁素材の選択
いろいろな腰壁に使える素材を探し始めました。
簡単に裏面をはがして貼れる床用の素材など便利なものもありますが、結果的にプリント合板を腰壁に使うことにしました
理由は・・・
- 安く済む。
- 表面がすべすべしているので、猫の爪が立てにくい
- 仕上がりはきれいで安っぽさがない
- 当家のダイニングルームはすでに幅木があり、厚い板を貼ると幅木からはみ出してしまうので、薄い合板のほうが見た目が美しく仕上がる
ただし、合板を石膏ボードに張り付けるので、もし今後張り替えるとしたら石膏ボードも一緒にはがれてきます(現状復帰できないということ)
まあ、腰壁そのものがしっかりした壁なので、頻繁に張り替えるものでもないので当然なのですが。
用意するもの
- カットしたプリント合板
プリント合板(910㎜×1820㎜)を必要な大きさにカットします
ホームセンターで有料でカットしてもらいます。
高さ85cmの腰壁から、幅木の高さを引き、更に見切り材の高さを引くとプリンtト合板の高さは77cmになります。
計画としては、30CM間隔で約3㎜程度の隙間とつけて貼っていく予定なので、必要枚数を計算して購入します
メモ用紙に、カット指示を記入して渡すと間違いがありません
ホームセンターでカットしてもらったほうがきれいで正確です。
- 見切り材
腰壁の上端に付けます。あまり大げさなものにしたくないのでシンプルなものにしました。(プラスティックモール)
- 接着剤
プリント合板を石膏ボードに張り付けるためのもの。
- 強力両面テープ
見切り材を合板に張り付けるためのもの。巾1cm程度で薄いものを選びます - 隠しくぎ
- 強力タッカー(あると便利)
- 穴あけドリルとジグソー(なければ電工用ペッカーという小型ノコギリ)
コンセント用穴をあけるため - 塗料(隙間や角地に塗るため)
なお、DIY必須のサシガネやメジャー、カッターやのこぎり、ハンマーは当然必要です。
腰壁の実際の作成
1.壁紙をはがす
-
腰壁にする高さより5ミリ程度下に線を引き、カッターで壁紙に切込みをいれていく。
今回、床面から85cmの腰壁なので、床面から84.5cmで切込みを入れる - 壁紙をはがしていきます。壁紙の裏面が石膏ボードに残りますが、濡れた雑巾で拭くなどして、はがしやすくしてからきれいにはがしていきます
大きな凸凹が残ったら、電動サンダーなどを使って、表面を平らにします
- 電源コンセントは、壁紙をはがす前に外して引っ張り出しておきます。
(感電しないようにブレーカーを落としておきましょう)
- プリント合板の隙間になる場所に塗料を塗っておきます
隙間から、下地の色が見えるとかっこ悪いので目隠しです。私の場合はローズ色を塗りました。予定の場所にざっくりと塗ります(どうせ隠れるのでアバウトで大丈夫)
2.プリント合板を貼っていく
- 合板の裏面に接着剤を塗ります。
接着剤を十分につけてから、へらで適当に均していきます
ポイントしては、淵ギリギリには塗らないこと。白い接着剤がはみ出してしまうと見栄えが悪くなります
- 壁端にしっかり合わせて1枚目を貼る
- 2枚目以降を3ミリ程度隙間をあけて貼っていきます
- 貼った直後から、隠しくぎを四隅に打ち付けて、しっかり固定していきます
隠しくぎが初めてなので、どのくらい打ち込め良いのかわかりませんでしたが、青いプラスチックに少し頭が埋もれるくらいで良いようです。
3.コンセント穴をあける
- 合板4枚目にコンセント穴が来ました。位置と大きさを計測し、合板の裏側に線を引きます。
- 四角の対角の内側に、ノコギリ刃をさしこむための穴をあけます。
- ジグソーのノコギリ刃を差し込み、線に沿って切っていきます。(ジグソーの刃は合板用のものを使います)
- もう一つの穴からも同じように、線に沿って切っていきます。
四角の穴が開きました。
- 開けた穴にコンセント器具と電線を通して、合板を壁に貼ります。コンセント器具は元の状態に戻しましょう。
- 明かり取りの窓の部分も、形に合わせて合板をカットして貼っていきます。100円ショップで買った趣味用ノコギリが便利です
- 最後の板は現場合わせでサイズを決定し、カットして貼ります
- 接着剤が乾燥するまで待って(1日待ちました)、隠しくぎの頭をとっていきます。小さめのハンマーで青い頭を打ち落としていきます。この時、プリント合板の表面に傷をつけないように慎重に作業していきます。
4.見切り材をつける
- 合板の上端に、見切り材を貼っていきます。
強力両面テープを見切り材の裏に貼り、合板に乗っけるように合わせながら、貼っていきます。見切り材を必要な長さに切るときは上記の趣味工芸用ノコギリを使います。 - 当家の場合、石膏ボードが平らではない場所があったので、見切り材が浮きやすくなってしいます。そこで、強力タッカーで見切り材を打ち付けて固定しました。タッカー釘はあまり目立たないので、仕上がりも悪くありません。
(付属のT型ネイルを使用しました) - 以上全ての作業を繰り返し、ダイニングの2面の壁に腰壁を付けました。
腰壁はお部屋のリニューアルには絶対おすすめ。雰囲気は劇的に変わり、猫の爪とぎもありません
腰壁を作ったことで、雰囲気は劇的に変わりました。
単調な白い壁紙の部屋から、変化のある木目の喫茶店風の部屋になりました
オシャレな雰囲気になり、とっても満足しています。
巾30cmごとに3ミリの隙間を開けたことで本格的な仕上りになり良かったと思います
この作業をしたのが8月ですが、記事を書いているのは11月です。
すでに4か月ほど経過しましたが、この時点ではちーちゃん(猫)は、この腰壁には全く爪を立てていません。
初めての腰壁チャレンジでしたが、大成功です。我ながら満足しています。
ホームセンターを活用し、楽しく簡単にDIYをしよう
合板を自分でカットするのは、結構むずかしいことです。まっすぐ切れなかったり、切断面が荒れてしまうこともあります。そこにサンダーを掛けるなどの手間が、2重3重に発生します。
枚数が多ければ、その作業だけでかなりな時間と労力を費やしてしまいます。
ホームセンターでカットしてもらうと、切断面もきれいで、まっすぐな直線でカットされます(当たり前か)
自分の作業としては、プリント合板を貼るだけの作業なので、とっても楽でした。
(唯一大変なのがコンセント穴あけかな・・)
活用できるものはうまく活用し、楽しくDIYを続けていきましょう
今回の費用と作業時間
かかった費用
- プリント合板・木目(910×1820) 2枚 @1,580円×2枚 =3,160円
- 見切り材(1820㎜ 光モールNo.806.) 2本 @ 569円×2本 =1,138円
- 接着剤 (セメダイン製 床いちばん) 1個 698円
- 強力両面テープ (幅10㎜のもの) 1個 約398円
- 隠しくぎ (中 36㎜ 70個入) 1袋 488円
- 強力タッカー(SK-11社製、PT-1) 1個 2,036円
その他、ノコギリや塗料、へらなどが別途料金。大した金額ではありませんが、持っていると便利なので用意しましょう。またカット料金も1カット48円などかかります。
全行程
- 資材購入から貼りつけ作業(1日目)~接着剤乾燥
- 隠しくぎ頭落とし~見切り材の貼りつけ(2日目)
以上金額はたったの7,918円と全行程2日の作業でした。
まあ、もっとも素材決定まではずいぶん長い間悩みましたが・・・・・
参考までに今回使用した資材や道具類です
日曜DIYには、下記のタッカーは安くて高性能。必需品です
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