ノブノブのあすなろ奮戦記

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クランクセット交換で高速化とドレスアップ ブリジストンTS-7

 

今日は自転車の改造です。

 

ブレーキシューの交換やサドルの交換は経験済みですが、今回は思い切ってクランクセットを交換してみました。

 

クランクセットとは、漕ぎペダルの大きなギアとクランクがセットになっているものです。

 

ブリジストンのTS-7(2000年ころのモデル)のチェーンリング(クランクのギア)は、42T(歯の数)ですが、これをもっと大きい56Tにすることにしました。

 

歯数を増やせば、よりスピードが出ます。

また、クランクギアの部分は目立つ場所なので。この際ドレスアップを狙ってみました。

 

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<Before> 通常のクランクセットがついている状態。

 

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<After>クランクセット交換後 。チェーンリングは目立つのでポイントになる

購入したクランクセット。

 Ganopperカラフルクランク130BCD レッド 56T

アマゾンにて4,899円(2019年4月時点)

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左は既存のもの42T 右がGanopper レッド・56T

 

 

 

 

クランクセット交換作業開始

 1.古いクランクセットを外す。

最初にペダルを外します。

ペダル取付部にペダルレンチを使って緩めます。

(通常のレンチだと厚みがあって差し込めない場合があります💦)

 

左右で回転方向が異なります。

右は反時計方向、左は時計方向に回せばペダルが外れます。

(知らずに左も反時計方向に一生懸命回してしまいました。💦)

 

 

 次にクランクの付け根のキャップを外すと、六角ボルトが見えます。

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クランクの付け根の六角ボルト 14㎜でした

 

       

これをソケットレンチを使って緩めていきます。14㎜のソケットです。

 

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ソケットレンチを差し込んで反時計まわりに回して緩める

ボルトを外しても、クランクがしっかりついているので、道具がなくては外れません。(知らずにクランクを裏からハンマーで叩いて外そうとしてしまいました💦)

 

ちゃんと「コッタレスクランク抜き」という道具があるのです。

(使い方はネットで調べました。💦)

コッタレスクランク抜き本体を取付部にねじ込んでセットします。

スパナを使って中軸を締めていくと、クランクが浮いてきて簡単に外れます。

 

 左右両方のクランクを同じ方法で外します。

 

2.新しいクランクセットの取付

購入したクランクセットを仮止めしてみます。

実はこの製品、軸部分の四角い穴が規格よりほんの少し小さく、クランク軸の奥まで食い込みません。少し浮いた格好になります

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クランク軸がかなり見えている。本来はもっとギアが奥まで入る。

本来のギアの位置からかなり浮いた位置になり、このままでは前後のギアの位置が直線にならず、チェーンが斜めにかけられてしまいます。

走行中のチェーン脱落が頻繁に起きそうです。

 

アマゾンでの評価を見たとき、あるユーザーの方がチェーンリングをクランクから外して、内側につけなおすと解決すると記入されていたので、私もやってみました。

 

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赤いパーツを黒の下に取り付けなおした。これでギアが内側に数ミリ寄る。

 

これで何とか行けそうです。

チェーンリングにチェーンを掛けながら、クランクの軸に嵌めます。

六角ボルトを締めていきます。

しっかり締めたら、キャップをします。

 

左側のクランクも同じようにつけます。

ペダルを付ければ、完了です・・・

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チェーンが短く、リアディレイラーが異常に引っ張られている。

と言いたいところですが、チェーンリングが大型化したので、当然今までのチェーンでは短くなります。

 

このままで試乗してみたところ、ギアチェンジも出来ますがやたら音がうるさくなりました。チェーンが引っ張られすぎて前後のギアでこすれている感じです。

 

3.チェーンの交換

ブリジストンTS-7は7段変速なので、8段用チェーンを購入しました

  

古いチェーンをチェーンカッターで外します

(初めてなのでネットで使い方を調べました💦)

 

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チェーンをカッターに正しくセットして押し出していく

次に新しいチェーンをリアギアのほうから通していき、カッターに付属のフックで仮止めします。

 

チェーンの長さを調整します。トップギアの状態でリアディレイラースプロケットギアが90°下の位置になるように調整するそうです。

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リアディレイラーが90°下へ来るようにチェーンの長さを調節する

 

 

ちょうど良い長の位置を決めたら、そこからチェーンカッターで切ります。

オス・メスを確認しないでカットしてしまいました。💦一コマ更にカットしました)

 

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調節した長さでオスメスを正しく抜いた状態

チェーン両端のオス・メスを合わせてから、ピンを差し込みチェーンカッターでさらに押し込んでいきます。

反対側に出た余分なピンをペンチなどで折ります。

接続部がスムーズに動くか確認して終了。

 

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取り付け完了。赤がポイントとなりドレスアップになりました。

スピードが上がり、軽快になった

今まで42Tだと、結構せかせか漕いでもあまり進んでいる感じがしなかった。

56Tにしたら、漕ぐ力は重くなるが、かなりスピードが出る。

14T増えるだけでもはっきり差が出ます。平地では、スピードに乗れるので

軽快感は増し、ドレスアップとの相乗効果でとても気持ちよくなりました。

 

道具の使い方や調整方法にも自信がついたので、今度はホイールの交換と9段へのユニット交換をしたいと思っています。

 

クランクセット交換の注意点・失敗

注意点
  1. クランクセットも大きく分けて2種類あるようです。私の場合はクランク軸が「スクエアタイプ」です。いわゆる「ボトム」と言われる回転軸の種類が違うと全く使えません。購入前に確認しましょう

  2. 記事でも書きましたが、クランク軸と穴がぴったりでない場合がありました。特に中国製はあぶないかも。ただしこれは本来規格のはずなので、合う合わないはつけてみないとわからないかも。

  3. 本来マウンテン系折り畳み式のTS-7に、ロード系のクランクセットを付けたわけですが、チェーンリングはうすく軽量なので横からの圧力には弱そうです。折りたたんで移動する際はここに圧力がかからないように注意が必要でしょう。

  4. クランクセットやチェーンを交換すると、必ずディレイラー(変速機)の微調整が必要になります。自転車メンテナンス本には必ず方法が載っていますが、かなり難しかったです。自信の無い人は自転車販売店に相談しましょう。
初めてが故の失敗点
    1. はじめは通常工具で何とかしようと悪戦苦闘しましたが、専用工具を購入し使ったら、難なく解決しました。やはり工具は必要ですし作業が楽で安全です。

    2. しかし、工具の使用方法は全く記載がありません。私はネットと以下の本で使い方を学習しました。事前学習しないとやたら時間がかかります。

    3. 必要な工具だけで安く済ませようとバランバラの購入しましたが、自転車工具セットを買った方が結果的に安く済むことがわかり、将来のことも考えてセットを購入しなおしました(二度買い💦)。また、ほかの工具も揃うと、次の改造が楽しみになりました。
 私が購入した工具セット↓ 5,699円(2019年4月時点)  参考にした図書 ↓

 かかった費用(今回購入したもの)

クランクセットGnopper クランクセット56T  4,899円
ペダルレンチ(スーパーB 8640)         712円
コッタレスクランク抜き(スーパーB 6610)    569円
チェーン(シマノCN-HG40)        813円
チェーンカッター(PWT CT-03R)    1,280円