ノブノブのあすなろ奮戦記

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パナソニックFY-6HZC4 レンジフード交換 初めてのチャレンジ

 

 

 

 

何年かに一度の年末に、キッチンのレンジフードを大掃除しますが、油がこびりついて手入れに四苦八苦。今年はとうとう掃除をあきらめて、お手入れが簡単と評価の高いスマート型レンジフードに交換することにしました。

築25年の自宅キッチンについているのは箱型のレンジフード(サンウェーブ製)。

長い年月の間に・・

  1. 吸い込みが悪くなっている。
  2. 音がうるさくなっている。
  3. お手入れが大変。

 

パナソニックのFY-6HZC4にしたのは、比較的安いのと、やはりアマゾンレビューなどの評価が高いので、決定。

 

 ビフォアー・アフター ↓

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右がFY-6HZC4に交換後。すっきりしたデザインで空間が広く感じる。(木部の色が異なって見えるのは光源の違い)

 

レンジフードを自分で交換するのは、もちろん初めて。

交換手順は、

  1. 古いレンジフードを取り外す
  2. 取付壁の補強
  3. パナソニックFY-6HZCを取付け
  4. 幕板の自作、取付(純正幕板は別売)

 

失敗しないためには事前準備は一番大事

調べておくことは以下の通り

  1. サイズ 
    各メーカーのレンジフードはほとんど規格品で。60cm幅、75cm幅、90cm幅のものがほとんど。当家は60幅なので、FY-6HZC4を選択。
    実は購入してから気が付いたことが1点。換気扇部分の奥行きを調べていなかった。取り付けてみたらギリギリでしたが、仕上がりの美観上、これは重要。出来たら事前に調べた方がよいかも。

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    戸袋の面と換気扇部の面がギリギリ。5㎜程度の段差だった。


  2. 排気ダクトの位置。
    幕板を外すと換気扇上部が覗ける。これでダクトの位置を確認しておく。当家は上部ダクトで、FY-6HZC4のダクトの位置と大きく違わないようなので、これはOK。(後方や横排気の場合はオプションが必要)

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    幕板を外すとレンジフード上部が見える
  3. 取付壁の強度(古いレンジフードを外さないとわからない場合もある)
    FY-6HZC4は重さ12㎏。結構重い。取り付ける壁の強度がしっかりしていないと、長い間に傾いたり、外れたり、騒音の原因になったりするかも。
    私の場合は、古いレンジフードを取り外してみて、初めて気が付いた💦
    壁裏に柱がない!!💦

パナソニックFY-6HZC4の寸法などは、下記のサイトで事前確認しておきましょう。

https://www2.panasonic.biz/ideacontout/2019/05/21/2019052100220131.PDF

 

古いレンジフードの取り外し。

できるだけ分解し、軽くして取り外していきます。

  1. フィルター2枚を外す。

  2. フード前部を外す。
    ①配線コードのコネクターボックスを外すと、コネクターが出てくるので、コネクターを外す。

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    ネクターを外した状態。白い爪を両側から押すと外れる

    ②フード前部を固定している左右のネジ(2か所)を緩めて、フードを外す。

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    フードの中側からこのネジを外す(2か所)。油でベトベトに・・・


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    フード前部と幕板が外れた状態


  3. 排気ダクト部分を本体から外す。
    ダクトの取付ねじ(2か所)を外して、前に引っ張るようにして抜くと外れる
    この時、換気扇を固定しているネジも外しておく

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    ダクト部ねじ(黄)と換気扇固定ねじ(赤)
  4. 換気扇本体を外す。
    ①換気扇につながる電気コードをフード本体から外しておく。

    ②換気扇基部を固定しているネジ(4か所)を外すと、換気扇本体が外せる。

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    換気扇本体を固定しているネジ。左右2か所ずつ


  5. フード箱本体を壁に取り付けているねじを外し、本体を壁から取り外す。
    この時、取付ねじの位置から壁裏の柱の位置がわかり、新しいフードの取付位置と合わないことが判明した💦

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    黄色部分が本体を壁に固定している位置(裏に柱があるところ)。右はOKだが、左は赤い位置に柱が必要。

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    古いレンジフードをすべて取り外した状態


取付位置の壁を強化する。

 パナソニックFY-6HZC4に付属の型紙を取付位置に貼る。取付金具の裏に、柱や桟があればOKだが、無いと本体の重さを支えることができない。

 

調べる方法は、

  1. 型紙の取付け金具のネジ位置に、「壁裏下地探し」を差し込む。

     

     

  2. すぐ後ろに柱や桟があれば、針が深く入らない。
  3. 深く針が入るようであれば、柱も桟もない。

当家の場合は、右側には柱があったが、左の壁裏は中空であった。

 

強度を出すため、壁裏に柱をつける

石膏ボードに重さ12㎏の本体をつけるのは、不安そのものなので、左の壁裏に柱をつけることにした。

 

手順は以下の通り

    1. 石膏ボードの必要な部分に、大きめの穴をあける。上下の桟が見える程度の大きさ。木工ペッカーがあると便利。

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      上下の桟が見えるところまで穴をあける。切り口はきれいに仕上げる
    2.  角材(30㎜×40㎜角)を上下の桟の間に差し込む。
      先に図のような補強金具をつけておく。

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      T 字金具は、前に荷重がかかっても耐えるためにつける。

      T字金具は棧にはネジ止めできない。あくまでも手前に荷重がかかっても角材が偏らないようにするためのもの。

    3.  L字金具で角材を桟に固定する
      この時、ラチェットドライバーがあると便利。

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      縦の桟を取り付けた状態。Ⅼ字金具は強度のある物を使用する
    4. 穴と同じサイズの石膏ボードを用意し、ビス止めする。

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      蓋をした状態。以前トイレリニューアルの際購入した石膏ボードの余材を使用。
    5. これで壁裏に取付用の補強柱ができた。

いよいよFY-6HZC4の取付開始

付属の工事説明書がとても親切なので、その通りに施工するだけ。

それ以外のポイントは・・・

  1. 重いので一人での作業は大変!
    型紙を使用し所定の位置にビスを打った後、取付け金具をつけた本体を持ち上げてビスに乗っけた。何とか一人でできたが、二人のほうがベター。

  2. 当家の場合、以前の電気接続がいい加減だったので、コンセントを新設

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    既存電源コードにコンセントをつけて、壁に固定(ブレーカーは落として作業する)
  3. 排気ダクトパイプのつなぎが意外と難しい。

    ①天井からきている排気パイプの長さが足りないので、同じ径(150㎜)の排気パイプを購入し、必要な長さにカッターで切断しておく。

    ②新しいパイプの上部に、縦に5㎝くらい切込みを入れ、先を少しすぼめて上部のパイプに差し込む。

    ③アルミテープをぐるぐる巻きにして接続面をしっかり固定する。

    ④付属の排気アダプターとパイプをアルミテープで固定し、アダプターを本体に固定する。

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    空気漏れがないか、換気スイッチを入れて確かめる

幕板を自作する

予算がないので、幕板は自主製作。

純正の幕板は4,000円もするので、購入しなかった。システムキッチンの戸袋とデザインは合わせたいので、いろいろ悩んでいた。 

選択肢としては、

  1. メーカー純正幕板を購入し、表面に化粧シートを貼る。
  2. 木製で自作する。(取付け台座は以前のものが使えて、合板は持っているので、購入しなくて済む)

私の場合は、手間はかかるが、コストのかからない2を選択。(木材など持っていない方は購入すると純正幕板を買っても同じくらいのコスト?)

木材で枠を作る

  1. 実際の寸法を測り、枠板を作る。

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    15㎜厚の合板を加工し、幕板の枠を作る。元からある取付金具を使用するので、間に隙間も設けた。

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    枠板を仮止めした状態。換気扇本体をまたいで枠がある。

     

  2. 薄いベニヤ合板を表に貼り、化粧シートを貼る。

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    化粧シートは、左右の戸袋のデザインと同じものを探して貼る

自作幕板をネジで固定する。

  1. もともとあった幕板用台座のビス穴の位置を測り、自作幕板にしるしをつける

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    元の幕板がついていた台座。これをそのまま活用する



  2. 幕板に穴をあけて、ネジ止めする。

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    ビス頭を隠すため、ビスキャップをつけて仕上げる



  3. 最後に、フード下部と壁面の隙間をコーキングする。 

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    壁とのわずかな隙間。油のたまり場にならないようにコーキングする



    ~完成~! 

パナソニックFY-6HZC4にして良かった!!

  1. 何よりも、「安い」 。
    購入当時約3万円。ホームセンターなどで、同じ形のレンジフードを見ると、最も安いもので5万以上。それに工賃を考えると・・・。しかも当家のように壁裏の補強も考えたら10万円ちかく?

  2. デザインが良い
    厚さ3CMのすっきりデザインで、頭上空間がすっきりした。

  3. 音が静か
    換気の強さは、「弱」「中」「強」と3種類あるが、弱にしているとほとんど音がしないくらい静か。全体的にも今までのものよりかなり静か。

  4. 吸い込みがすごい
    取付後、やかんを沸かして湯気の吸い込み具合を調べた。「強」だとほぼ完ぺきに吸い込んでいる。通常使用なら「中」以下で充分と感じた。

  5. 付属ライトが明るい
    以前のレンジフード付属のライトが暗いせいもあったが、今度のライトはとても明るく感じる。角度的にも手元をよく照らすので、使い勝手はとても良い。

  6. お手入れが、しやすそう 
    まだ汚れていないので実際のお手入れは未実施だが、掃除面に凸凹が少ないので、掃除は楽と思う。掃除ストレスはかなり減るでしょう。

 費用と工期

今回かかった費用
  1. パナソニックFY-6HZC4  30,180円(2019年12月)

  2. アルミテープ 50㎜×10m 409円

  3. ダクトパイプ(150㎜径、長さ3m) 1本 1,084円

  4. ベニヤ合板(600×900×2.3㎜) 1枚 318円

  5. ビスキャップ(座金付8個入り ㈱大里 4526778570287) 1袋 198円

  6. タッピング皿ねじ(4×30 ) 8本入り 1袋 118円

  7. 化粧シート 40㎝幅 ×140㎝ 1,120円

  8. 桟用角材(40㎜×30㎜×900㎜) 1本  385円

  9. L字金具(シンプソン2×4 STC53-708) 2個 約450円  

  10. T字金具 2個 約450円

    合計    約35,000円

    ※ベニヤ合板(厚み15㎜・幕板枠使用分)は以前使用の余材を流用。

工期

古いレンジフード取り外しとパナソニックFY-6HZC4取付に丸一日。(補強部材やダクトホースを購入のためホームセンタへの往復時間含む)

幕板作成と取付に半日。

合計1日半。 

 

使用工具など
  1. プラスドライバー:レンジフードの取り外し、取付用

  2. 下地探し

  3. 木工ペッカー

  4. ラチェットドライバー

  5. 電動丸ノコ(幕板作成用)

  6. 木工ボンド(幕板作成用)

 

古い換気扇を使っているかたには、スマートレンジフードがおすすめ。出来たら、自分で取付けしてみよう。

 

 おススメ購入資材や機材 ↓ 

 

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