ノブノブのあすなろ奮戦記

写真、オーディオ、DIYなど趣味で定年後の自分を成長させる毎日

マウントアダプターを使ってみた。レンズの実力発揮にはカメラ調整が必須。CY→EOS

 

プラナーの「描写力」をEOSデジタル一眼で出せるだろうか?

安いマウントアダプターを買ってみた。

カールツアィスのプラナー50㎜レンズは一番好きなレンズ・・とは以前このブログでも書きました。今でも大好きなレンズです。

 

プラナーはリバーサルフィルムでこそ本領発揮のレンズですが、デジタルで使ったらどんな描写なのか試してみたくなりました。

 

マウントアダプターが高価なら、そんな気も起きなかったのでしょうが、アマゾンで探していたら、なんと1,980円!

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Haoge レンズマウントアダプター C/Y to Canon EOS

 

  

これなら結果的にダメでも気落ちしない。

 

マウントアダプターのつけ方。

購入したマウントアダプターには説明書はない。

  1. メーカーロゴマークがあるのが、レンズ側(表)。
  2. プラナーをマウントアダプターに付ける。
    レンズマウント側の赤印とマウントアダプター表側の赤印を合わせて嵌め、時計方向に回す。
    ・・・なぜか嵌らない。よく見るとマウント内側の板バネがぶつかっている

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    板バネ。これを抑えながらレンズを嵌めたり外したりする。
  3. 板バネを爪先で抑えながら、嵌めて回すとかみ合った。
  4. マウントアダプターカメラ側の赤印とEOSマウントの赤印を合わせて、時計方向に回せば、レンズ装着完了
  5. マウントアダプターをレンズから外すときは、先ほどの板バネをマウント側に爪先で押し込んで外す。

マウントアダプターの感想

  1. わずかな遊び(ガタツキ)があるが、意外としっかりしている
  2. 高級感がある
  3. 黒いリングなので、レンズ装着後もアダプターがやたら目立つことはない
  4. 周囲がギザギザ加工してあるので、取り外しも容易。
  5. カールツアイス・コンタックスレンズは3本持っているので、すべてにこのアダプターを買ってつけることにした。(ボディ側につけておくことはできない) 

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EOS50DにプラナーT*50㎜F1.4

いよいよ撮影~初期設定では期待に応えない~

 天気が悪かったので、室内でテスト撮影

  1. 通常撮影時はピクチャースタイルは「スタンダード」、評価測光、絞り優先で撮っているのでいつもの状態で撮ってみた。

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ピクチャースタイル「スタンダード」、評価測光、露出補正なし

コントラストが高く「プラナーらしく」ない。曇天の日の室内なのに、やたらメリハリの強い画像になってしまった。

 

ピクチャースタイル「スタンダード」は、シャープネスは+3だが、コントラスト、色の濃さ、色合いはすべて0。

 

いろいろいじっては撮影したところ、シャープネスは+3のまま、コントラストは

-1、測光は中央部部分測光にしたら、レンズの実力を出すことができた(と思う)

 

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コントラスト-1、部分測光、露出補正+1/3,

今後EOS50Dでカールツアイスレンズを機は使用する際は、上記設定をピクチャースタイル「ユーザー設定1」にしておき、これで撮ることにした。

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ユーザー設定で、コントラストを-1に設定。

往年の銘レンズに再度惚れる。

 

なんといってもこのレンズの良さは質感描写のうまいこと。

それを引き出す設定をしなければ、レンズの価値が生きてこない。

 

EOS50Dは、APS-Cフォーマットなので35mm換算の焦点距離は1.6倍になる。このレンズの場合は、80㎜F1.4となるわけ。

 

なんとあの有名なプラナー85㎜F1.4と同じ(ではない)レンズになった?

 

APSフォーマットが理由なのかはわからないが、評価測光で撮るとコントラストが上がる。ピクチャーセレクト「ユーザー設定」でコントラスト-1にしても、まだ強い。測光方式を中央部部分測光にすると、なぜかコントラストが落ち着く。

 

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ユーザー設定(コントラスト-1)、 中央部部分測光、絞り優先、露出補正なし

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ユーザー設定(コントラスト-1)、中央部重点測光、露出補正なし、f1.4

ボケ味はとても素直で、グラデーションは豊か。暗部も描写している。

 

かつてある写真家がツアイスのレンズを、「色を重ね塗りしていくような描写」と評したことがあったが、重厚感がありながらしっとりしている写りを見事に表現していると思う。

使い辛さを忘れて、わくわくするレンズ。

当然マニュアルピント

しかもファインダー内にピント指標は出てこない。

絞りはプリセット。つまり絞り込むとファインダーは暗くなる。

はっきり言って使いづらい。

 

でも仕上がった写真を見ると、やはり出来は違う。

写欲を刺激してくれるレンズなのです。

 

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設定は上掲写真と同じ。絞り開放での柔らかい描写とグラデーションの良さ

往年のレンズはフィルムで撮るもの。と決めつけていたが、もっとデジタルで試してみたくなりました。

 

レンズマウントアダプターの泥沼にはまりそう・・・・

 

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質感描写を見てほしい。露出補正なし。

 

 

 

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