ノブノブのあすなろ奮戦記

写真、オーディオ、DIYなど趣味で定年後の自分を成長させる毎日

夕暮れ写真は逆光で光の美しさを強調する。

 夕暮れを撮るのではなく「光」だけを撮る

こんにちは。ノブノブです

今回は「夕暮れを撮る」というお話しです

「夕暮れを撮る」という表現なら、皆さんは遠くの山並みに沈む夕日であったり

海原に反射する美しい夕日であったりを想像するでしょう。

もちろんそうした写真も美しいのですが、私は昔からそうした写真を撮ろうと思った

ことが少ないのです。なんとなく「誰でも撮りそうな絵だなぁ」と、シャッターは

切ってみても、作品にあまりしません。

よく言われる「絵葉書的な写真」になってしまいそうだからです。

でも、夕暮れ時の「光」が大好きな私は、よく夕暮れ時にカメラ散歩を始めます。

天候や空気の状態によって、はっとするほどの美しさが世界に満ちるからです。

しかも、夕暮れ時は一日の終わりが間近で、何となくわびしい気持ちをさせる

効果もあると思います。

そんな、光の美しさと詫びしさを表現出来たらな・・・と思いながら

カメラをもって散歩に出かけるのです。

いつもの夕暮れ写真と違う写真にするために、夕暮れの「光」だけを捉えて

みました

 

場面を想定して待って居よう

f:id:NobNobPhoto:20180730075636j:plain

    キヤノンEOS5D タムロン100ー400/4.5-6.3 Di VC USD
    撮影地:石川県小松市

 この写真は、風景写真を撮りに出かけた帰りに、街中でスナップした一枚です。

夕日が歩道の路面に反射する情景がきれいで、何とか写真にしたいと思って

望遠ズームを持って待っていました。

当然そこに何かぴったりとした被写体が入ってこないかも狙っていたのです。

しばらくすると、自転車で帰路を急ぐ人がやってきました。

ここぞとばかりカメラを構え、シャッターを切ったのです

この場面は、最初路面に反射する夕日を美しく感じたからです。

夕日は物に反射して黄昏色に輝きます。

路面に映える夕日と、人物のライントーン(光の線)が

ちょうどよく捉えられたと思います

美しいと思った状況を発見したとき、何をメインで表現するか、

背景はどうするか、ある程度場面設定をして、その場で待っている

ことが必要です

 

露出はあらかじめ決めておく。

作品としての写真は、自分の感情を伝えるための画像です。

世界を忠実に再現する必要はありません

私の場合、光の美しさを強調したかったのです

ですから、逆光を最初から設定していました

逆光で光を強調したいときは、思いっきり露出をアンダー(暗く補正)にします

逆光というと、オーバー(明るく補正)にしがちですが、光そのものの

美しさをとらえることは難しくなるとおもいます。

 

スナップ撮影では被写体を見つけてから露出を決定していては

間に合わないので、ある程度の予測をして露出を決定しておきます

私の場合、逆光で光を強調するときは露出補正を最初からー2程度に

設定してしまいます。

状況によって補正をどの程度するかは判断は難しいのですが

中途半端に補正するよりは、思いっきりアンダーにしたほうが良い結果が出ます。

 

望遠レンズを使う。

逆光の写真をうまくとりたければ、望遠レンズがおすすめです。

理由は

1、望遠レンズはメインの被写体を強調できる(背景がぼけるから)

2、背景の的を絞り込む(この場合は暗い所)ことで光をより強調できる

3、広角レンズに比べてフレアー(光の乱反射)を減らすことができる

もっとも上記理由の(3)は、レンズや状況によっては、望遠レンズのほうが

盛大なフレアーが出ることもあります。

私の使っているレンズはタムロン製ですがフレアーは少なく、非常に重宝しています。

(純正レンズはお値段が高すぎて、手が出ません・・(笑))

 

「今日の一枚」の撮り方

いかかでしょうか。光の美しさと夕暮れの情感が感じていただけたでしょうか

私の撮影方法は、

逆光時は思いっきりアンダーにして望遠レンズで撮る。

というものでした。

次回からも、逆光写真を少しづつ紹介していきたいと思います

 

 

nobnobphoto.hatenablog.com

 

 

nobnobphoto.hatenablog.com

nobnobphoto.hatenablog.com

nobnobphoto.hatenablog.com