ノブノブのあすなろ奮戦記

写真、オーディオ、DIYなど趣味で定年後の自分を成長させる毎日

光の線を強調してドラマティックな写真を撮る

 

こんにちは。ノブノブです

ここのところ逆光写真ばかりご紹介しています

逆光写真は難しいとお感じでしょうが、コツをつかんでしまえば

むしろ、簡単に人とは違う写真を撮れます。

なぜなら多くの人は、順光で写真を撮ることが多いからです。

人とは違った作品を得るために、逆光は大いに役に立ちます

今日は、逆光で光のラインを強調し、主題をより際立たせた作品を

ご紹介したいと思います

 

逆光で光のラインを強調し、主題を引き立たせる

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キヤノンF-1 New FD 200mm f4 KODAK EC100 撮影地:埼玉県大宮氷川神社

上の作品はもう25年くらい前の正月に、氷川神社の境内で撮影した画像です。

冬はもともと太陽が高くならないので、低い位置から光が被写体を照らします

逆光の位置になると、被写体の真後ろからスポット光を浴びせている形になりますので

逆光写真には適している時期といえるでしょう

逆光で撮影すると、多くの場合背景は陰になっていることが多いです。

これを利用し、背景の黒で被写体にあたる光の線を浮きだたせることができます。

カメラテクニックとしては、毎回ご説明しているように、

  1. 思いっきりアンダー補正する
  2. 望遠レンズを使う
お祓いをしている人とそれを受けている人、注連縄などだけが光を浴びて
そのラインで浮きだって強調されます。状況説明的な写真ではなく
ドラマティックな雰囲気の写真になったと思いませんか?。

朝早く撮影に行く

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キヤノンF1 NEW FD200mm f4 RDPⅡ 撮影地:埼玉県日高市

上の作品も、逆光で撮影することにより、背景を暗くすることができ、

人物のライン、釣り竿のライン、橋の欄干のラインが強調できましたが

なによりもタバコの煙を強調できたことにより、釣果を待つ釣り人の

気持ちのようなものが捉えられたかなと思います。

 

太陽が低い位置の時のほうが、逆光写真はものにしやすいです

季節を問わず、朝はやくから撮影を開始するのが、逆光写真のコツといえるでしょう

この時も、朝4時頃から出発し、撮影地には日の出までには到着して、撮影を

開始しています。

 

フィルムカメラで露出の勘を養おう

以前にも書きましたが、スナップ写真では瞬間の出会いがとても大事です。

ゆっくり露出を検討している時間はありません。

ですから、逆光写真の場合はチマチマと露出補正をするのではなく、思いっきり

アンダーにしておいて撮ることをお勧めしています。

 

今はデジタルカメラの時代ですから、「全自動で撮っておいて、後処理でアンダーに

すればよい」という発想もありますが、これでは、ご自身で作品を選んでいるときの

「ああ、よい作品ができた」という感銘度の高まることがありません。

 

やはり、撮影しているときの「一発勝負」的な意識と、それに合わせるカメラ操作

が必要になります。

 

私がおすすめするのは、フィルムカメラでの撮影です。

フィルムカメラデジタルカメラと違い、後処理で自由に調整することがほとんど

できません。ですから撮影時にすべてが決まります。

要するに、撮影者の上手下手が、もろ出てしまいます。

その代わり、うまく決まれば特上の作品が出来上がります。

シャープな感じはデジタルには勝てませんが、コントラストや雰囲気は独特のものが

あります。

特にリバーサルフィルムを使うことをお勧めします。

色彩コントラスト、立体感、質感の描写など、捨てがたい魅力が多いのです。

 

 今は、フィルムが希少な時代になり、価格も高くなり、さらに現像料金も高いので

デジタルよりは、コスト増になります。

しかしそれが故に、一カット一カットを大事にとる姿勢がでてきます

 

フィルムは一度カメラに装着すると、基本的には感度変更ができません。

ISO100なら、撮りきるまではISO100のままです。

(デジタルでは自由に感度調整ができますよね)

当然、明るい所、暗い所で撮るときの露出の調整は非常に重要な要素になります

また、リバーサルフィルムは、ネガフィルム以上に露出の差がはっきり

画像に出てしまいます。

露出補正を繰り返さなければ、決して良い写真は撮れません。

極端に言えば、一枚ごとに常に露出補正をし続けている感覚です。

ですから、露出補正の勘が非常に養われます。

 

フィルムカメラとリバーサルフィルムを使うことにより

最初の内は失敗が非常に多いと思います

でも、「写真がうまくなりたい」と思う方は、ぜひチャレンジしてみて下さい。

 

今は中古で往年の名機やレンズが信じられないほど安く手に入ります。

フィルムカメラを使ってみたい方には、今がチャンスかもしれません。

 

中古カメラを探す場合、ネットで探せて店舗で確認できるお店が安心です。

私はよく「カメラのキタムラ」を利用しています。

お店で相談できるのがとても便利です。

 

本日のまとめ

  1. 逆光で光のラインを強調すれば、他人とは違う作品を撮れる
  2. 太陽の低い季節や時間帯に撮影しよう
  3. 一発勝負で決めるカメラ技術を養おう
  4. フィルムカメラとリバーサルフィルムを使ってみよう

 

 

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