ノブノブのあすなろ奮戦記

写真、オーディオ、DIYなど趣味で定年後の自分を成長させる毎日

木製ポールフェンス作って、プランターを飾る。ライトアップもしてオシャレな立体花壇が出来上がった。

 

 外灯付きポールフェンスをすべてDIYで自作した

 

花壇のわきが開いていたので、木製ポールフェンスを作ることにしました。

 枕木を使ったポールフェンス(門柱)をよく見かけますが、あんな雰囲気を最初考えました。

 

でも枕木は幅が広く重々しい雰囲気になりそうなので、悩んでいました。

ホームセンターで調べると、価格も高い!

十分な高さのある枕木だと、1本3000円~5000円くらいする。

 

そこで、一般的な杉角材(90㎜角)を5本程度立てることにしました。

 

出来上がったポールフェンス+プランターの画像をどうぞ!

 

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完成画像。夜間自動点灯の照明器具も付けました。

木製ポールフェンスの作り方

どんな形にするのか

杉角材を5本立てることにしましたが、そこにプランター飾りたいので、縦型の角材にどうやってハンギング部材をつけるかを、先に考えます。

 

立てた角材に横木を渡して釘止めも考えましたが、角材の出っ張りなどを考えると「美しくないなぁ」と思い、鉄棒を通してハンギングできるようにしました

 

また、5本全部同じ高さにするとつまらないので、高さを変えて変化をつけることにしました。

 

作業開始

杉角材に防腐塗料を塗る

私の場合、長さ2mの杉角材4本と、長さ1.6mの杉角材1本を用意。

すべて木部保護塗料を塗ります。

よく使うのはニッペ「ウッディガード 水性木部保護塗料」です。

以前、ウッドデッキで使用した際、他の塗料より保護機能が格段に良かったので、おススメです。

 

3度塗りします。切り口にも丁寧に塗ります。

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庭で塗ってます

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ニッペ ウッディガードV 木部保護塗料

十分な深さの穴を掘る

深さは40㎝くらいまで掘ります。

水道管が近くにあったので、傷つけないように注意!

底をよく踏み固めて、砕石5号を5㎝程度水平に敷きます。

 

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幅1m30㎝、深さ40㎝の穴。大きな岩を掘り出すのに苦労した


角材に鉄棒を通す

角材の底部から同じ高さのところに直径10㎜の貫通穴をあけます

直径10㎜の長さ120㎜のドリルで、直角を意識しながら穴をあけます。

直角に穴が開いていないと、後で大変な苦労をします(要注意)

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直径10㎜鉄棒を通す穴。直角に穴を通す

角材と角材の間に、塩ビパイプ(HTパイプ HT13 ×1000)を挟んで、その中を鉄棒亜鉛黒 黒全ネジ M10 ×1000)を通します。

 

理由は、角材が横ブレせず強度が増すことと、鉄棒の露出を隠すためです。

 

今回は、鉄棒の長さが1m、角材幅90㎜5本分を引いて、両端にボルトを締める幅を残すと、パイプの長さは13.3㎝になります。

 

ノコギリでカットした13.3㎝のパイプを8個用意しておきます。

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水道管用塩ビパイプ。色はブラウンを用意した。

いよいよ杉角材と塩ビパイプと鉄棒をつないでいきます。

角材を寝かせて、作業すると楽です。

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こんな感じで鉄棒を通す。間に塩ビパイプを入れる。

 

1本目の角材に鉄棒を通します。

パイプを通してから、2本目の角材に鉄棒を通します。

(鉄棒がきつかったら、ドリルを上下左右前後通して穴を広げます)

また、パイプを通したら、次の角材に鉄棒をとおします

この方法で、上下2本の鉄棒とパイプを通し、鉄棒の両側を袋ナットで固定します。

 (鉄棒と同時に、袋ナットを買うことも忘れずに)

 

組みあがったポールフェンスを穴に立てます。

かなり重いので、二人で持ち上げて、穴に入れます。

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組みあがったポールフェンスを穴に立てた状態



角材の周辺にモルタルを流しこんで均し、補強します

もし杉角材が腐った時、引っこ抜くことも考えて、モルタルは少量の投入としました。

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モルタルは補強程度の投入。

モルタルが固まるまで丸一日待って、上から土をかぶせて、しっかり踏み固めます。

 

外灯をつけることを思い立った。

ここまで来て、「外灯を付けたらおしゃれかな」と思い浮かんだ。

ここで作業が中断。また悪い癖でネットでおしゃれな外灯漁りが始まり、数日を要してしまいました。

レトロなものを探していたが、取付部のサイズが合わなかったり、価格が高かったりと良いものが見つからない。

 

「防雨型」と検索したらヒットした玄関用ブラケットライトを流用することにしました。

 

コイズミ「LED・防雨型ブラケット」AU 40270L 

アマゾンで4380円(2019年10月当時)

 

壁面につけるタイプだが、これを縦位置で使用することに。

 (ここからは電気工事士の資格が必要です。私は取得済み)

配線を角材の中に埋める。

近くの外壁電源ボックスから電源を取ろうとしましたが、なんとここは、増設用に穴は開いていましたが、電源は来ていませんでした。

 

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VVF電源ケーブルを引いて防水カバー基部をつけた状態


そこで一度床下に潜り、付近の室内電源(壁裏配線)からVVF1.6ケーブルを引いて、この穴に通しました。

 (ブレーカーは落としておきましょう)

 

防水引きこみカバーを通しておきます。

 

一方、杉角材の中に配線を隠す作業です

 

トリマーを使って、幅15㎜、深さ15㎜の溝を掘っていきます。

長さは適当なところで。

 

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トリマーで細い溝を2本掘ってから、その間をノミで落としていく。

トリマーを初めて使う人は、下記の本を参考にしてください。私もこの本で勉強しました。

 

トリマー&ルーター上達テクニック (学研ムック DIYシリーズ)

トリマー&ルーター上達テクニック (学研ムック DIYシリーズ)

 

 

 

角材の天辺から溝に向かってやや斜めに直径10㎜の穴を通します。

穴と溝がつながれば成功です。

VVF1.6 2芯ケーブルを通します。

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天辺の穴と溝にVVFケーブルを通した。

ブラケットライトに配線し、ネジで角材に取り付けます。

ネジ周辺に小さな穴がありますが、水や虫が入らないように、コーキング剤でふさいでしまいます。

 

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ブラケットライトを取り付けた状態

住宅壁面からくる電源ケーブルは先にPF管を通して置き、地中に埋めます。

 

ポールフェンスの下部にも防雨引き込みカバーをつけて、電源ケーブルとPF管を接続します。

 

ブラケットライトからくるVVFケーブルも溝をとおして、防水引き込みカバーに通します。

 

暗くなれば自動点灯させたいので、低照度スイッチをつなげます

 (パナソニックEEスイッチ EE8113K)

 

低照度スイッチをポールフェンスに固定し、説明書記載通りに結線します。

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電源ケーブル、ブラケットライトからのケーブル、低照度スイッチを通した状態

きれいに結線したら、防水カバーを閉じます。

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結線し、防水引き込みカバーを閉じた状態。

次に、杉角材の溝を埋めます。

 

幅15㎜、厚さ5㎜の当て木を溝の長さ分用意します。

(厚さ5㎜の角材を幅15㎜に電動のこでカットしました)

 

ケーブルを溝にしっかり埋め込みながら、当て木に木工ボンドをつけて溝に埋め込みます。

ある程度ボンドがしっかりつくまでは、手で押さえるなどして固まるのを待ちます。

 

固まったら、わずかな隙間から水などが入らないように、木工用パテで埋めます。

(セメダイン木工パテ ラワン色 70g)

 

パテが完全に固まったら、電動サンダー(320番程度)で表面を削ります。

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当て木で溝を埋め、パテ後、サンダーで表面を削った。

木部保護塗料(ニッペ 水性ウッディガード)を塗り、終了。

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表面の凸凹もなく、ほとんど目立たない仕上がり

いかがでしょうか。電線ケーブルが見えていたら、美しくないですよね。

それに雨水による不安もない配線となりました。

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暗くなって自動点灯している状態

このままでもよいのですが、付属の電球は「40W型下向き」です。

やたら明るいのと、上向き設置にしたので天井軒下を照らすので、電球を変えることに。

 

25W型で横へ拡散する電球「OHM小型電球LDT2L-G E17 IS9」に変更

光が横へ拡散し、落ち着いた照明になりました。

 

レンガ敷できれいに見せる。

最後の仕上げに、足元をレンガ敷にしておしゃれに決めたいと思います。

庭へのアプローチもあるので、エッジをレンガにします。

レンガはモルタルで固定します。

 

レンガ・モルタルワークは、この本を参考にしています。

 

暮らしの実用シリーズ 決定版 はじめての庭づくり百科 (暮らしの実用シリーズ DIY)

暮らしの実用シリーズ 決定版 はじめての庭づくり百科 (暮らしの実用シリーズ DIY)

 

 

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穴を掘り、レンガを敷き詰めていく。

 表面を均した後、スクラッチレンガ(オレンジ・レッド・ベージュ)を交互に敷き詰めていきます。

わざと隙間をあけて、色も交互に敷いていきます。

今回は各色20個ずつ、計60個使いました。

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レンガの隙間や並べ方・色の順番は、並べながら調節していきます。

全部敷き詰めた後に、固まる砂(ベージュ)を隙間に敷つめていきます。

 

刷毛のようなもので、レンガの表面の砂をきれいに履き取り、隙間の砂を均してから、やさしく水を掛けます。(表面が濡れる程度)

 

数時間後、再度しっかり水をかける。

これで固まれば出来上がり。

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今後フックなどを増設し、飾り方のバリエーションに変化をつけたい。

駐車場・玄関脇がおしゃれになり、夜間は庭へのアプローチが明るくなった。台風19号にも耐えた強度。

何もない所に、モニュメント的に目立つ存在となりました。

季節ごとの花を飾ることで、四季折々の風情が楽しめます。

花を飾らなくても、目線を引きます。

暗くなるとブラケットライトが自動点灯しますので、庭へのアプローチが明るくなり、おしゃれな縦型フェンスができました。

夜間照明は防犯にも役立ちます。

 

2019年10月12日に関東を襲った超強力な台風19号。大量の雨と強風が当家を襲いました。

大雨によるブラケットライトと配線への漏電、強風によるフェンスそのものの転倒を心配しましたが、結果的には全く問題ありませんでした。

 

妻のガーデニング趣味に、また新しい楽しみを加えることができたのです。

購入した部材と費用

  1. 杉KD特等90×90 4m  @2,450×2本  計4,900円
  2. 杉KD特等90×90 1.8m  1本         2,580円
  3. ニッペウッディガードV塗料 1.6l       3,980円       
  4. 亜鉛黒 全ネジ M10×1000 × @354×2本     計708円
  5. HTパイプ HT13 ×1000  @528×2本        計1,056円
  6. 亜鉛袋ナットM10  4入り 1袋          238円
  7. インスタントモルタル 20㎏ 1袋         638円
  8. 赤レンガ 上1等  @140×15個      計2,100円
  9. クラッチレンガ(各色) @85×60個     計5,100円
  10. 固まる砂 ベージュ15㎏ @657円×2袋   計1,314円
  11. コイズミ「LED・防雨型ブラケット」AU 40270L 4,380円
  12. VVE1.6 2芯ケーブル 5m          586円
  13. パナソニック EE8113K    1個    1,078円
  14. 防水カバー  中  1個         760円
  15. 防水カバー  小  1個         343円
  16. PF管 16㎜ 切り売り 2M @120×2     240円    
  17. セメダイン木工パテ 70g 1個     286円 
  18. オーム社 25型 LED電球  1個     1,170円 

 合計 約32,000円

木工工事や左官工事や電気工事まで頼むと、おそらく3倍以上かかると思います

 

必要な工具

  1. 10㎜×120㎜ 木工用ドリルビット  721円(あると便利です)
  2. 電動インパクトドライバー DIY
  3. トロ船 80  約1300円
  4. 目地コテ 9㎜ 517円
  5. ブロックコテ 521円

などなど。

 

代表的な購入物 ↓
上記外の木材、レンガなどはホームセンタで簡単に購入可能。
 
ほかに、私が使用している道具の一部。