ノブノブのあすなろ奮戦記

写真、オーディオ、DIYなど趣味で定年後の自分を成長させる毎日

後から考える写真のテーマ:「道、路、途、径・・・未知」

 

以前、自分はあまりテーマを設けず、気ままに撮り歩くのが好きだということを書きました。

でも、撮影を重ねているとやはり傾向のようなものができてきます。

気が付くと、道を撮っていることに多いのです。

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会津に向かう車中から。キヤノンF-1N FD24~35㎜ASPHERICAL

そんな作品をいまさらながら集めてみました

なぜ、「道」を撮るのか

生活の鼓動を感じるから

人が行き交うために作られたのが「道」。けもの道というものがあるように、必ずしも人であることもないが、生きるために、動物が移動する毎に作っていく航跡のようなものを道の始まりと言ってよいと思うのです。

だから、道はもともと人工物で、道の周りには生活に必要なものが集まります。

ですから、道を撮っていると自ずから人間社会の鼓動を感じることができるのです。

 

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秩父 峠道には歴史を感じさせる何かがある。キヤノンF-1N NewFD200/2.8

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冬の早朝。自転車をこぐ人の動きが硬かった。キヤノンF-1N New FD200/2.8

 道は光輝く

朝早く、もしくは日が沈む間際、道は光輝きます。

今の道路は舗装されていますが、舗装表面は光を結構反射するのです。

道、そのものが美しいのです。

 

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日の出直後の勝浦港。こんなに早い時間だが港の仕事は終わっていた。Minolta XG-S タムロン90㎜マクロ プロビア

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道路と車と電線が、きらきらの競演をしていた。キヤノン F-1N New FD100/2.8 プロビア

 

道は未知なるものへの哀愁が漂う

「この先はどこへ通ずるのだろうか?」

「一体、この道はどこからきているのだろうか?」

住み慣れた地を一歩踏み出ると、道の始点と終点は未知なものになってしまう。

分岐する道、交差点に当たれば、どっちへ行けばよいのか?

また、進むべきか戻るべきか・・・道は人生と重なり合う。

道は多くの人の迷いや不安を吸い取ってきたのではないでしょうか。

道に哀愁を見出そうとするのは、自分だけでしょうか?

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電線が道の先を導く。道は本当にあるのか。埼玉県鴻巣付近 キヤノン F-1N New FD200/2.8 プロビア

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都会の交差点は、なぜか焦燥感を感じる。東京秋葉原 Olynpus E-P3 M.Zuiko 14‐42㎜


路地・小径は被写体の宝庫

裏通りを歩くのが好きです。

やはり、表通りより生活の息吹を感じやすい。

道が狭いので、人と人が近い。撮影も近くなる。

同じ道に何度も出向いても、違った表情と被写体に出くわす。

全く、飽きないのです。

 

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ガラスの無い勝手口に夏の風が吹き抜ける。金沢 ソニーα‐7 FE28 - 70mm  補正ー1

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ショーウィンドと道を重ねる都「町」が表現しやすい。川越  EOS 50D タムロン17‐50/2.8 -0.5補正

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撒き水を打った路地で二人が手をつなぐ。岡山県倉敷市 EOS 50D シグマ50‐150㎜/2.8 ISO200 補正なし。

過去写真を「テーマ」で見直してみる。

今回は「道」というテーマで過去写真も含め集めてみました。

表題の通り「みち」テーマでも「道」「路」「径」「未知」と、イメージを広げることができます。

道そのものばかりではなく、「道」のある風景、「道」を連想できる情景、などまだまだ多くの作品を上げることができそうです。

人の道、鉄の道、水の道、電気の道、などなど

 

実は撮影時は「道」を意識して撮影したものでなくても、テーマをもとに作品を選びなおしてみると、埋もれていた画像が「作品」として浮かび上がってきます。

 

そんな作品選びの楽しみ方もありだと、感じました。

 

 

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